リッカルド・カラフィオーリ 写真:Getty Images

 アーセナル(イングランド1部)が、ボローニャ(イタリア1部)に所属するイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)の獲得に迫っているようだ。

 ローマ下部組織出身のカラフィオーリは2020年にトップチーム昇格を果たすと、ジェノアやバーゼル(スイス)でのプレーを経て、2023年夏にボローニャへ移籍。対人守備の強さや卓越した足元の技術を活かしたビルドアップ能力を武器に昨季は公式戦37試合に出場して2ゴール5アシストを記録した。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、アーセナルは今夏にドイツで開催されたユーロ2024でも飛躍したカラフィオーリの獲得でボローニャと合意に至ったとのこと。移籍金は4000万ユーロ(約66億円)にボーナス500万ユーロ(約8億2000万円)程度とみられている。

 また、カラフィオーリ年俸400万ユーロ(約6億6000万円)で5年契約を結ぶようだ。そして、イタリア代表DFはアメリカでメディカルチェックを行う模様。2年連続で2位フィニッシュに終わったアーセナルは今夏にブレントフォード(イングランド1部)からスペイン代表GKダビド・ラヤを完全移籍に移行したことから今夏2人目の補強になる見込みだ。

 なお、ボローニャはカラフィオーリを獲得した際に前クラブであるバーゼル(スイス1部)に売却時の50%を支払わなければいけなかったが、その問題も解決したとのことだ。