U23日本代表 写真:Getty Images

 U23日本代表は今月22日のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選グループステージ最終節で、U23韓国代表と対戦。日韓戦を前に、韓国メディアが日本の選手層の暑さや練習日程の変更を報じている。

 英メディア『フォーフォーツー』韓国版は21日に「韓国戦に全力を注ぐ日本。破格ローテーションで、UAE戦翌日のトレーニングを取り止めて休養に充てる」という見出しのもと、大岩ジャパンを分析。日本が中国戦からUAE戦でスタメンを7人入れ替えたことを紹介した上で、「韓国よりも果敢にターンオーバーを実施した」と綴っている。

 また、同メディアは日本のトレーニング施設を訪れたテレビ朝日スタッフへの取材をもとに、「UAE戦翌日のトレーニングはキャンセルされた。日本はプレー強度の高いトレーニングよりも、コンディション回復を優先させた。休養を取るだけの余裕がある」と伝えている。

 一方、韓国は日本と同じく2戦2勝でベスト8入りを決めているが、第2節の中国戦でDFソ・ミョンガンがハムストリングを痛めて途中交代。DFビョン・チュンスが後半アディショナルタイムに累積2枚目のイエローカードを貰い、日本戦で出場停止になった。それだけに『フォーフォーツー』も、センターバック2枚を欠く事態に触れると、「体力面で日本の方が有利だ」と悲観的な見方をしている。

 なお、日本と韓国はともに勝ち点6、得失点差+3、総得点3で直接対決に臨む。そのため、日韓戦で引き分けに終わった場合、フェアプレーポイント(カードの数)により順位を決めず、後半終了後にPK戦を実施。PK戦の結果で順位付けされるが、首位通過の場合はインドネシア、2位通過の場合は開催国カタールと対戦することが決まっている。