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輸入車で後悔!理由は「故障」ではなく……
高性能車を買うも扱い切れずに……
輸入車で後悔!理由は「故障」ではなく……
車選びの失敗談として、しばしば聞かれるのが「輸入車を購入したら維持費が想定以上に必要だった」といった内容です。国産車に比べ、修理費用が高額になりやすかったり、パーツの規格が異なったりと、「手間がかかる」イメージが定着しています。
しかし、維持費とは別の理由で後悔したという人も。
「自営業をしているんですが、30歳の頃に経営が安定しはじめたこともあって、憧れていた輸入車に乗ろうと決断したんです。BMWの3シリーズで、車自体にはとても満足していました。
ただ3年も経たないうちに、家の事情でどうしても乗り換えなきゃいけなくなって。驚いたのは、その時の査定額です。
買った時は600万円オーバーだったのに、買い取り額は200万円程度でした。所有者としてはまだまだ新しいつもりだったので、ショックでしたね」(40代男性)
多くの輸入車は「乗った瞬間に価値が半減する」などとも言われ、国産車に比べると売却時の残価率が低くなる傾向が知られています。
もちろん、「買う段階から売る時のことを考えても仕方ない」という向きもありますが、買い替え費用を抑えるための着眼点として、「価値が目減りしにくい車を選ぶ」という観点を持っておいて損はないでしょう。
高性能車を買うも扱い切れずに……
車が好きな人ほど、購入の際にはエンジンや足回りなどのスペックを入念にチェックするものです。しかしその「こだわり」が、後悔につながってしまったという声も聞かれました。
「はじめて買ったのが中古のMR2でした。小さい頃から走り屋系の漫画が好きで、免許を取る前から『後輪駆動でターボが絶対条件』みたいな思い込みがあったんです。
免許取り立てで性能の高い車をうまく扱えるはずもなく、雨の日に高速の継ぎ目で滑り、壁に衝突スレスレのところまで行きました。周りを巻き込まなくて本当によかったです。
それからはMR2に乗るのが怖くなってドライブも楽しめず、次からはスターレットとかスイフトとか、自分に見合った性能の車を選ぶようになりました」(40代男性)
スペックから想像される車の姿と、実際に運転した時の感覚は往々にして異なります。実際に乗ってみて「一番しっくりくる車」を選ぶことが、後悔しないために重要なのかもしれません。