個人向け家計簿サービス「Zaim」(運営・株式会社くふうカンパニー)が、1,782人のユーザーを対象に今夏の電気代やエアコン使用状況などをめぐる調査を実施しました。
8月に再開される政府の電気代補助「酷暑乗り切り緊急支援」について「詳細を把握している」と回答した人は全体の2割程度だといいます。
電気代上昇は「覚悟」
気象庁が8月1日に発表した「2024年7月の天候」によると、その平均気温は、統計を開始した1898年7月以降、最も高かったという2023年の記録を更に上回りました。
Zaim利用者への調査では、2024年8月請求分にあたる7月の電気料金をめぐって、およそ半数が「大幅に上がる見込み(平均見込み金額:3,955円)」と回答。
また、複数回答式でその請求額についてどのように感じているかをたずねると「覚悟している、仕方ない(60%)」「出費増大が不安、怖い(39.5%)」が上位を占めています。
気象庁|2024年7月の天候
電気代補助制度とは?
6月21日に行われた記者会見で、岸田首相は「酷暑乗り切り緊急支援」として2024年8・9・10月の3カ月間、電気・ガス料金の補助を行う方針を示しました。これは、小売事業者などを通じて対象期間の電気・ガスの使用量に応じた利用料金の値引き支援を行うものです。
一般家庭のほとんどが対象となる低圧契約(電力が50kW未満/目安)の場合に、値引き額は8・9月使用分で4.0円/kWh、10月使用分は2.5円/kWh(税込)とされています。
この調査回答者においては、「詳細を把握している」は2割程度に留まりました。
経済産業省 資源エネルギー庁|電気・ガス料金支援
調査概要
「2024年 夏の電気代」に関するアンケート調査
調査エリア:全国
調査対象者:Zaimユーザー 1,782人
北海道地方/61人、東北地方/88人、関東地方/791人、中部地方/252人、近畿地方/309人、中国地方/88人、四国地方/36人、九州地方/157人
調査期間:2024年7月26日・27日
調査方法:インターネットによる調査
調査主体:家計簿サービス「Zaim/株式会社くふうカンパニー