リゾート地である斑尾高原に位置するホテルタングラム(長野県上水内郡信濃町/運営・東急リゾーツ&ステイ株式会社)に併設された売店施設「タングラムスマートストア」が8月2日からレジレス小売店舗として営業しています。

株式会社LMCUの無人決済システムをもとに、客室のルームキーを活用してレジレス/無人営業が可能となったそうです。

「部屋付け」決済との違いは?

レストランや売店などのホテル内施設での決済を、宿泊者がルームキーで行う「部屋付け」。利用都度の精算ではなく、チェックアウト時に宿泊費用とまとめて決済するというサービスです。

このサービスにおいて、チェックアウト時に売店での購入代金をまとめて支払えるという点では、部屋付け支払いと同様です。どのような違いがあるのでしょうか。

タングラムスマートストアの出入り口には、駅の自動改札機のようなゲートが設置されていて、入退出を管理しているといいます。購入者がセルフレジなどでバーコードを読み込ませる必要はなく、陳列棚から取り出した商品をそのままバッグに詰めても良いそうです。購入品の支払いは、チェックアウト時に行われます。

従来は、入店から決済までをLINEを活用して管理していましたが、宿泊者の利便性をさらに高めようとルームキー1つで完結する仕組みを整えたそうです。

事前登録は不要

タングラムスマートストアには、レジやスタッフが存在しません。24時間、誰とも会話を交わすことなく、買い物だけを済ませて部屋に戻れるという営業形態です。

利用の際の事前登録は不要。なお、レシート発行を希望する際は自分で端末を操作し、レシートを出力する必要があるそうです。

<参照>

“ホテル業界で日本初導入”無人売店部屋付決済を導入