車両に蓄えた電気を電気機器、家庭用電源へ

BMWジャパンは、電気自動車のBMW iX1(アイエックスワン)、BMW iX2(アイエックスツー)、BMW i5(アイファイブ)、BMW i5ツーリング、BMW i7(アイセブン)、BMW iX(アイエックス)に、車両に蓄えた電気を電気機器に利用できるV2L(Vehicle to Load/ビークル・トゥ・ロード)機能、および、車両に蓄えた電気を家庭用電源に利用できるV2H(Vehicle to Home/ビークル・トゥ・ホーム)機能を搭載する。

電気自動車は、搭載されるリチウムイオンバッテリーに電気を蓄え、その電気でモーターを駆動する車両であり、同バッテリーには大容量の電気を蓄えることが可能であるため、それを電気機器や家庭用電源に利用することで、より利便性が向上するものである。

BMWおよびMINIの電気自動車に搭載されている、急速充電の規格CHAdeMo(チャデモ)に専用の機器を接続することで、車両のバッテリーに蓄えた電気をV2L機能により電気機器に利用し、V2H機能により家庭用電源に利用することが可能となる。ただし、V2H機能による家庭の電源ネットワークへの給電は、災害等による停電時に限られる。

下記対象モデルは本年7月生産分以降V2H機能が搭載されることとなる。なおそれ以前のモデルについては、ソフトウェアのアップデートが必要になる場合があるとのことで、「詳しくはBMW正規ディーラーまでお問い合わせください」とのことだ。

BMWの電気自動車がさらに有効活用可能に!各車へV2L機能およびV2H機能を搭載、7月から
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
  • ●対象モデル
    BMW iX1 eドライブ20、BMW iX1 xドライブ30、BMW iX2 xドライブ30、BMW i5 eドライブ40、BMW i5 M60 xドライブ、BMW i5 eドライブ40ツーリング、BMW i5 M60 xドライブ・ツーリング、BMW i7 eドライブ50、BMW i7 xドライブ60、BMW i7 M70 xドライブ、BMW iX xドライブ40、BMW iX xドライブ50、BMW iX M60

なお、MINIについては、MINIクーパーE、MINIクーパーSE、MINIエースマンE、MINIエースマンSE、MINIカントリーマンE、MINIカントリーマンSE ALL4に、V2L & V2H機能が発売当初から備わっているとのこと。

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

【関連記事】
【比較試乗】「フォルクスワーゲン TロックTDI Style Design Package vs TDI Sport vs TDI R-Line」アナタならどのT-ROCを選ぶ?
「キャデラック XT4」ジャーマンスリーをロックオン! プレミアムコンパクトSUVの大本命!【試乗記】
【インタビュー】このプロジェクトを通して日本のモータースポーツをもっと元気にしたい!「ARTAプロジェクトプロデューサー・鈴木 亜久里」
【国内試乗】「ホンダ N-ONE」見た目は変わらずも中身は大幅に進化
【国内試乗】「レクサス・ニューLS」徹底的な作りこみを施した常にイノベーションを追求するフラッグシップ