この季節のウィーンで外せない、フォルクス・ガルテン(フォルクス庭園)のバラの庭。
2年前の5月末、偶然そばを通りかかった時によい香りに惹かれて公園に入ると、広大なバラ園に遭遇した。
4000本ものバラが植えられているそう。
今年も、あたり一面によい香りをふんだんに撒き散らす、バラ、バラ、バラ、そしてまたバラ。色や形もさることながら、私は香りに一番惹かれる。ミツバチの邪魔しながら、あっちでくんくん、こっちでくんくん、はぁ気持ちいい、やめられない・・。
ここを含め、ウィーンの公園って、パリの公園に比べて緑の割合が多い。芝が多いのかな?パリはもっと茶色が幅きかせてる気がする。初夏の眩しい緑に、鮮やかなバラたちの色がとてもよく映える。風薫るというよりはすでに初夏の陽光のウィーン。すでにバラたち最盛期。
※ 2022年5月のバラ園の様子はこちらです。
バラの香りと色と形を満喫した後は、「カフェ・ティロラーホフ」で、休憩&おやつタイム。
古き良き時代のウィーンがそのまま取り残されたような雰囲気。ゲストは、テラスは観光客がいるものの店内は、新聞読むおじさまや、落ち着いた雰囲気のウィーン紳士淑女たちがちらほら。ザッハーもデメルもムゼウムもツェントラルも激混みの中、ここだけ、人気がない。
でも、カプチーノもおいしいし、素朴な手作り風プルーンケーキもきっちりおいしい。歌劇場すぐそばなので、オペラ前の時間を過ごすのに完璧。いいカフェに巡り合った♪
さあ、カプチーノで眠気覚めたしおいしいプルーンタルトでお腹もご機嫌になった。オペラ観る準備万端♪
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年5月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。