3月末、ある奇妙な画像がフェイスブックに投稿され、メキシコ国内で話題になった。それは曇天の中を巨大な翼の生えた生物が飛行している?様子を捉えたもので、投稿には「カスタニョスという自治体で鳥のようなヒューマノイドに遭遇し、恐怖におののいた家族が撮影したものだ」という説明がつけられていた。
確かに画像の生物には人間のような胴体と2本の脚があり、そのシルエットから不吉を呼ぶとされるUMAのモスマンでが現れたのではないかと話題になった。
モスマンはアメリカのウェストバージニア州ポイントプレザントで初めて目撃されたUMAである。身長2~3メートル、全身が毛に覆われており爛々と光る赤い目をしているという。モスマンが目撃された後に大きな鉄骨の橋が崩落する大事故が発生したことから、モスマンが現れると不幸が訪れるとも言われている。
そのため、この写真がフェイスブックに投稿された直後から、多くの人が「これから何か恐ろしい事が起きるのではないか」と懸念する書き込みを行った。そして最終的にはメキシコの複数のメディアで取り上げられるに至ったのである。
しかし、話題になって画像が広まったことで「モスマン画像」の真相も明らかになった。実はこの画像は2016年に、モスマンの「故郷」ともいえるウェストバージニア州ポイントプレザントの近くで撮影されたものだったのだ。当時もこの画像は議論を呼び、最終的に「蛇を捕まえて運んでいる鳥か、ある種の巧妙なデマである可能性が高い」という見解が出ていたものだったのだ。
UMA画像や動画は数年から身近くて数ヶ月で、設定だけ変えた同じ画像や動画が出回ることも少なくない。気になる動画が出てきたら、その初出を辿ってみると意外な真相が明らかになるかもしれない?
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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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