■重傷負った犬は安楽死

犬を診た獣医師は、内出血、脳損傷、脊椎外傷、骨盤外傷など重傷を負っていることを確認。マイクロチップの情報をチェックして飼い主に連絡したところ、すぐに若い女(26)とその恋人(23)が動物病院にやって来た。

このとき獣医師より高額な治療費が必要だと聞かされた女は、あっさり安楽死させることを決心。直後にFacebookを更新して経緯を説明し、「こんな罪悪感を抱えたまま生きるなんて無理」「ただ私は良いことをしてあげたのよ、だって私はあの子を痛めつけて虐待するばかりだったから」などと書き込んだ。

■女に下された実刑判決

当局によると、女はその後に投稿を削除。ほどなくして逮捕された女は投稿について聞かれ「アカウントを乗っ取られた」などと釈明したというが、事実かどうかは分かっていない。

ただ監視カメラの映像もあったことから、裁判所は「故意にペットの犬を投げ捨てた」と判断。女に懲役12ヶ月の実刑判決を下し、「今後10年は動物を飼ってはならない」と言い渡した。

女の恋人には罰金2,500豪ドル(約24万2,000円)の支払いを命じ、3年間は動物を飼育することを禁じている。