1934(昭和9)年に、日本のオカルティスト酒井勝軍(さかいかつとき)が広島県にある葦嶽山(あしたけやま)を「日本のピラミッド」と主張して以来、日本各地でピラミッドとされるものが次々と発見されるようになった。長野県の松代(まつしろ)に存在する「皆神山(みなかみやま)」も、日本のピラミッドとしてよく知られているものの一つである。

 皆神山は、標高659メートル、高さが280メートルほどの火山である。古くから不思議な言い伝えなどが多く霊山として崇められ、1979年に著述家の山田久延彦(くえひこ)の著作をきっかけとして、日本のピラミッドであることが初めて言及された。皆神山にある岩戸神社の参道には、「ピラミッドの入口」と書かれた立て看板もあり、その神社も、まるでエジプトのピラミッドの入口のような佇まいの3畳ほどの岩窟となっている。

 松代という地は戦時中、大本営が空襲を回避するための移設先としても選ばれたことがあり、皆神山に地下壕が掘られたことがあった。その地下壕は隣の山々まで続いているものとなっているが、皆神山の出入口部分は埋められているという。地盤が緩いという理由と言われているが、一説には地下壕を作る名目で何かを採掘していたのではないかとも言われている。

 また、皆神山はUFOやエイリアンの関与も強く考えられている。現地の看板などには「皆神山は土砂石やゴロタ石を瞬間移動させて造山した」「現代科学よりもはるかに優れた科学技術者の集団によって宇宙船航空基地として造られた」と説明されており、さらにこの山に鎮座する天地カゴメの宮では、「元の大元の神の神示によって八百万の神々、モーゼ、キリストなどが皆神山に集まった」、まさしく数多くの神々が降り立った土地であると由緒が記されている。

 皆神山の不思議さを象徴する出来事に、1965年から約5年に渡り皆神山を震源とする群発地震が発生した当時、皆神山が発光するという奇妙な現象が発生していたことが知られている。地震による破断で花崗岩に含まれる石英が反応して発光したとも考えられているが、皆神山の地質は石英がほとんど含まれていないとされ、この見解は疑問視されている。この現象は、皆神山における何らかのエネルギー放出だったのではないかとも言われているが、現在までに原因の解明には至っていないという。

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文=にぅま(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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