古代エジプト人は光の速度を知っていたのか――。ギザの大ピラミッドの緯度は光速と完全に同じ数字なのだ。
■大ピラミッドの緯度と光速の数字が一致!
今なお謎に包まれているエジプトのピラミッドだが、やはりこの時代にこの地では我々があずかり知らぬ高度な文明が繁栄を極めていたのだろうか。
Xユーザー「World of Engineering」氏が2022年5月22日に投稿したツイートはかねてから一部で話題になっている。
光の速度は秒速2億9979万2458メートル
ギザの大ピラミッドの正確な緯度は北緯29.9792458度
偶然? 私はそうは思わない!
光は真空中を毎秒2億9979万2458メートルで移動する。これは宇宙の絶対速度である。そしてギザの大ピラミッドの緯度は確かに北緯29.9792458度である。
光の速度は西暦1676年にデンマークの天文学者、オーレ・レーマーが測定したとされているが、それよりもはるか昔に古代エジプト人は光速を知ってたのだろうか。
ファクトチェックサイト「Snopes.com」によれば古代エジプト人は長さの単位として「キュービット(cubit)」を使用しており、キュービットに換算すると光の速度は毎秒約5億7103万3253キュービットである。
この数字に意味があるとすれば、北緯57.1033253度のロシア某所にもピラミッドが建っていなければならなくなるということだ。
そしてそもそもメートルは1771年まで定義されておらず、古代エジプト人は知り得ない単位である。
「World of Engineering」氏の発見は実に印象的なのだが、古代エジプト人は光の速度を測定したり、世界の経度と緯度の線を使用して航海したりすることはなかった。光速と緯度が一致するというきわめてロマンに溢れた魅力的なシンクロニシティなのだが、残念ながらこれは偶然であるとしか言えないようだ。
ある専門家によればたとえば5桁の数字が一致することは、特に奇妙でも特別なことではないという。そこに何の関連性もなく数字だけが単に一致することが特に珍しいことではないというのである。
しかし「古代宇宙飛行士説」に代表されるように、古代の地球に地球外文明の関与があった場合はこの限りではないだろう。後世に何らかのメッセージを伝えるために、地球外文明の“首謀者”は光速をあらわす数字と大ピラミッドの緯度を意図的に一致させたのだろうか。
それが何を意味するメッセージであるのかを考えはじめればまた一つ、ピラミッドにまつわる謎が増えてしまうのかもしれない。
参考:「IFLScience」、「Snopes.com」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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