■母親が教師を批判

男子生徒が教師に「問7の『女性だけが妊娠できる』は正しいはず」と訴えるも、採点は覆らなかった。

帰宅後、母親にテストの結果を報告。テスト内容に加えて、教師とのやり取りを聞いた母親は怒り心頭。地元のラジオ番組に出演して、息子の体験を明かした。

番組内で母親は、「誤った情報を教えたうえ、自分の信念を強要し、従わない生徒には低い評価をつける先生が許されていること自体、理解できません」などと、教師を批判した。

■学校側は成績に影響しないと説明

また母親の話では、白人の男子生徒を「人種差別主義者」「若者に無関心でいるよう教える家父長制の産物」などと揶揄するあだ名を付け、叱りつけた教師もいたという。

母親の訴えを受けて、学校側の広報は「そうした訴え(あだ名で呼んだこと)は初めて聞きました。苦情の報告もありません」などと、事実ではないと否定している。

続けて「知識確認テストの実施については認識しています。テスト結果は、最終的な成績に影響するものではありません」と、『Fox News』に話している。