「多忙で自分の時間も取れていないのに、ましてや運動なんて……」と思う社会人は決して少なくないだろう。
しかし、運動不足は心身の健康を損ねる原因にもなるため、上手に時間をやりくりしてでも運動に取り組んでほしいものだ。
ほとんどの日本人には運動習慣がない
日本人はどれだけ運動不足なのか、公的なデータを用いて検証しよう。
厚生労働省「国民健康・栄養調査報告(令和元年)」によれば、20歳以上の男性のうち、運動習慣がある人の割合は33.4%にとどまった。女性の場合ではさらに低く、25.1%となっている。
さらに掘り下げると、同調査において30歳~59歳までの男女で、運動習慣のある人の割合は以下の通りだ。
年代 | 男 | 女 |
---|---|---|
30歳~39歳 | 25.9% | 9.4% |
40歳~49歳 | 18.5% | 12.9% |
50歳~59歳 | 21.8% | 24.4% |
いずれも低い数値であるが、30代の女性に至っては10%を下回っている。改善する必要があるだろう。
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人生が変わる!運動習慣をつけるとメリットばかり
運動する習慣をつけることは、以下のようなメリットがある。
・太りにくい体を手に入れられる
・高血圧、糖尿病など、生活習慣病の罹患率・死亡率を下げられる
・ストレス解消になる
・メンタルや睡眠の質が改善する
もちろん仕事のパフォーマンス向上という意味でも、運動は多いに役に立つだろう。