S氏は原因不明の病で倒れ、神憑かりを経験。謎の声を聞いたあと、人の悩みを見抜くことができるようになり、いつのまにか占い師/霊能者として密に活動するように。S氏が聞いた耳を疑う話とは……。

――国家を統治する霊能集団が存在するんですか!?

S氏:あくまで都市伝説として聞いてください。詳細は言えません。命の危険があるかもしれませんから。じつは先日、知人の伝手を辿って、とある霊能者に会いました。30代前半の青年です。いわく代々「視える」家系らしくて、信じがたい話を聞きました。

じつは日本には数百年前より、宮内庁や貴族以上の行事・日取りを左右する霊能者集団があるというんです。そんなまさか……? と思うじゃないですか。その組織は、霊能者が数百名、所属しており、能力値によって500段階に区分けされているそうです。

いわく、その青年は自らが組織を束ねる13人の長老のひとりだと。

――信じがたい話ですね……。

S氏:私も耳を疑いました。アニメや漫画ではあるまいし。とはいえ、今までに政治家や芸能人を一時間に数十万円で霊視してきたと。この13人の長老の下に、さらに60人の幹部が所属していて、彼らは、メディアに出ることもなく、誰に知られることもなく、国難レベルの厄災を祓うことや、国政に関わるものを霊視して助言を与えており、皇室行事でさえ左右すると。にわかには信じがたい話です。

――TVで活躍している霊能者や占い師も所属しているんですか?

S氏:そうではないようです。TV・新聞・ラジオとメディア活動に勤しむのは、この組織の第5位クラスまで、それ以上の階層の霊能者は決して人に知られることなく、ひそかに活動しているそうです。ただし全員が統一見解をもって、組織に忠誠を誓っているわけではない。あくまで個々人が活動しているが、国際社会や地域の安全に関わるような問題のために集まって、ある一定の規則にしたがって動くそうです。青年いわく「政治家や芸能人を視るのではなく、一般人と関わるほうが楽しい」といった理由で、ひそかに活動を続けているそうです。

――何か言い当てられましたか?

S氏:予約から面談まで、ほぼ1年待ちました。「生霊が憑いてますね、でも悪いものではないから、取るようなものでもありませんし。気にしなくて大丈夫ですよ」と言われたんですけど、気になるじゃないですか。出川哲郎と背格好が似ている男性が視えるらしいんです。よくよく詳しく聞くと該当する人物に心当たりがありました。本当に何か視えているのかもしれません。言及された特徴も同じでしたし。

また私の占断方法について、ズバリ指摘してきたので、実際に霊視・透視できているのだと思います。その他のことは、とくに当たり障りのないことばかりで、バッチリ当てるでもなく外れるでもなく、といった感じでした。

――霊能者同士があったわけですね?

S氏:言われてみればそうですね。その青年の言っていることが事実ならば、大変なことですが、私のような木端にはよくわかりません。ただ「何かが視えている」ことは間違いありません。未来についても気になったので聞きましたが、教えてくれませんでした。その代わり、九尾のキツネには会った話を聞きました。日本国内に三柱しかおられず、一柱は高知県の屋敷神だったそうで、今は人に憑いて関東に出てきていると。キツネに憑かれた人は、文字通りにキツネ顔になるそうです。

はたして「組織」の話は本当なのでしょうか。そして、なぜかたくなに日本の未来については黙ってしまったのか。もしかして日本に未来なんてないのか。何か大きな力が動いてるように思えてなりません。

文=神ノ國ヲ

提供元・TOCANA

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