盗難が発生しやすい都道府県
警察庁のデータによると、2022年に発生した自動車盗難の都道府県別認知件数上位5府県は以下の通りです。
- 1位:愛知県(884件)
- 2位:大阪府(652件)
- 3位:千葉県(627件)
- 4位:埼玉県(606件)
- 5位:茨城県(587件)
自動車盗難の認知件数は上位5府県で全体の58.5%を占めています。
データからも分かるように、愛知県や大阪府、千葉県といった沿岸地域が上位にランクイン。また、内陸部である埼玉県や群馬県といった高速道路での交通アクセスが良い地域も続きます。
沿岸部で多く発生する理由として、解体してすぐに海外へ輸出できることが挙げられます。こういう状況になった場合は見つからないことが多い、ということは知っておいてもよいでしょう。
盗難されにくい車の特徴
盗難されにくい車の特徴は以下の通りです。
- 盗難防止対策がなされている車
- 海外で需要が少ない、人気の低い車
盗難防止対策がなされている車
警察庁のデータによると、令和4年の自動車盗難に占めるキーなしの比率は全体の74.8パーセントと、4台に3台がキーなしの状態で被害に遭っているとされます。
しっかりと施錠してある場合でも盗難に遭う可能性があるのが現状ですが、盗難防止対策は盗難の抑止力となります。
自動車盗難を防止するためにできる対策は以下の通りです。
- ステアリングロック、カーナビロックをする
- 駐車場に人感センサーライトがある
- 車の周辺に防犯カメラが設置してある
- 自動車用のカバーがかけてある
- セキュリティ対策シールが貼ってある
参考:自動車盗難等の発生状況等について|警察庁
海外で需要が少ない、人気の低い車
日本と海外では道路環境や生活様式、文化的背景などが異なります。これらの事情から海外で需要があり、人気が高い車種がある一方で、需要の無い人気が低い車種もあります。
たとえば、ダイハツ・コペンやホンダ・S660のようなスポーツカー。日本製のスポーツカーと言えど軽自動車であるため、海外需要は少ないとされます。
需要がなく、人気の低い車種は窃盗してもお金になりません。海外で人気のない車種や部品の需要が少ない車種は窃盗されにくいと言えるでしょう。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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