アブダクション事件だったのか!?
ヘーゼルタイン氏は米空軍がこの事件を隠蔽しようとしていると説明し、その中でブスティンサ氏のような新たな証言は重要性を増していると指摘している。着実に真実に近づきつつあるというのだ。
さらにヘーゼルタイン氏はこの事件の古い文書を調べているうちに、1985年4月に当時副基地司令官だったチャールズ・ホルト中佐がレイ・ボーシュというアメリカ人研究者に直接証言を行ったことを突き止めた。
それによればホルト氏は二度目のUFO着陸を認め、UFOはウィリアムズ大佐を含む米空軍の軍警察官に包囲されていたという。
興味深いことに2010年にヘーゼルタイン氏はホルト氏と共にレンデルシャムの森に入り、歩きながらインタビューを行っているのだが、その中でホルト氏が数時間通信が途絶していたジョン・バロウズ空軍兵が「誘拐された可能性がある」と語っている。
12月28日に現地調査に入った調査チームの無線が3時間にもわたって通信途絶していたという事実はかつても話題になっており、バロウズ氏がUFOに拉致されていた可能性について、元イギリス国防省職員でUFO研究家のニック・ポープ氏らも指摘している。
この一件でバロウズ氏は大量の放射線を浴びたといわれているのだが、米軍はバロウズ氏の医療記録を機密扱いにしたので暫くは闇に包まれたままってあった。
しかし数十年を経て、ついに米国退役軍人協会と国防総省がバロウズ氏の治療費を支払うことに同意し、文書の中で米軍は現場で発生した説明のつかない空中現象がバロウズ氏に身体的損傷を与えたことを認めたのだ。
ともあれブスティンサ氏の証言によってその存在が明らかになった2回目の接近遭遇の模様を収録したビデオは今も当局に保管されているのだろうか。もしもその映像がリークされるようなことがあれば、事件は新たな局面を迎えることは間違いない。
(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。
参考:「Howandwhys」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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