2年前のニューヨーク州知事選で善戦した共和党のリー・ゼルディン氏は、ニューヨークポスト紙の取材に、移民危機や司法改革制度の問題に触れ、無党派層だけでなく、民主党支持者が共和党に投票していると説明。ハマス・イスラエル戦争の勃発によって、反ユダヤ主義の風潮が高まっていることも「有権者を目覚めさせた」と加えた。
なお、その他の激戦区、西部エリー郡の行政官選では、民主党の現職マーク・ポロンカーズ氏が4期目の当選を果たした。来年の選挙で接戦が予想されるウェストチェスター郡、ロックランド郡などでも、民主党候補者が勝利を収めている。
市長選では、トロイ市やサラトガ・スプリングス市、ユティカ市で、共和党候補者の当選が伝えられている。
ニューヨーク市の市議会議員では、ブロンクスで共和党のクリスティ・マルモラト氏の当確が報じられた。マルモラト氏が現職のマージョリー・ベラスケス氏を破った場合、ブロンクスでは1983年以来初めて、共和党の市議会議員が誕生することとなる。