明治安田J1リーグの町田ゼルビアを指揮する黒田剛監督。青森山田高校サッカー部監督時代には、全国高校サッカー選手権大会で優勝、準優勝をそれぞれ3回ずつ達成。全国高校総体(インターハイ)も2度制覇している。そんな名将の息子で同校OBの黒田凱氏(25)は現在、サッカーに携わる仕事をしているようだ。
同氏は青森山田高校卒業後に父の出身校でもある大阪体育大学に進学しサッカーを続けた。そして、大学卒業後は元ブラジル代表DFエジミウソン氏が設立した「FC SKA Academy PARAMUNDO」でサッカースクールのコーチとして子ども達に指導している。このスクールは2020年に、ブラジルのプロサッカークラブ「FC SKA」の日本アカデミーとして設立されたという。
青森山田高校時代は膝の怪我に悩まされ、優勝した全国高校サッカー選手権ではサポート役として父が率いるチームを支え、全国制覇に貢献した凱氏。同じ学年には、ジェフユナイテッド市原・千葉のMF髙橋壱晟やいわきFCのDF嵯峨理久など、数多くのJリーガーが誕生している。また、同氏は大学卒業後の2021年にマネジメントの勉強をするためにブラジルへ渡った経験もあるようだ。
Jリーグ1年目で町田ゼルビアをJ2優勝、J1昇格に導いた黒田監督。プロとアマチュア両方で優勝経験のある指揮官を父に持ち、同じ指導者の道へ進んだ25歳の息子は、今後どのようなキャリアを歩んでいくのだろうか。