■生物兵器は「勝利のための中核兵器」
遺伝子を標的とした生物兵器の存在を主張したのは中国が初めてではない。
今年6月、ロバート・F・ケネディ・ジュニアは「中国人が民族生物兵器を開発している」と主張し、さらにアメリカもそのような技術を開発していると述べた。
さらに同氏は新型コロナウイルス感染はユダヤ人と中国人には無効であるように作られたとも指摘して物議を醸している。
2021年の「The Australian」紙に掲載された記事では、中国の科学者と保健当局が「人工的遺伝子兵器を使用する可能性がある」ことや「新時代の遺伝子兵器」について議論している2015年に書かれた文書が明らかにされ、そこでは「人為的な操作によって人類にとっての新たなウイルスが作られ、兵器化されて解き放たれる」近未来が言及されていた。
さらに「SARSの不自然な起源と遺伝子生物兵器としての新種の人造ウイルス」と題された文書では、中国当局者間の議論は「第三次世界大戦」が生物兵器で行われることを示唆していることが述べられている。
この文書は生物兵器が将来の紛争において「勝利のための中核兵器」になると主張し、生物兵器の運用方法を解説し、それが「敵の医療システム」に与える影響を分析している。
中国政府が2015年の初めからSARSコロナウイルスの軍事的可能性を検討していたことを示すこの文書は、新型コロナウイルス感染症の原因について新たな懸念を引き起こしており、一部の専門家は依然としてウイルスが中国の研究所から漏れ出した可能性があると信じている。
コロナ禍前にこのような物議を醸した中国が今回、自分たちが遺伝子兵器のターゲットにされているとアナウンスしたのはいったいどういうことなのか。世界が再びパンデミックの脅威にさらされてはならないが、ともあれ事態の推移を慎重にウォッチすべきなのだろう。
参考:「Daily Mail」、「The EurAsian Times」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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