ジンバブエにて、「ゴブリンの襲撃」によって警官らが交番内に留まることができず、建物が無人のまま放置されているという事態が発生し注目を集めている。

 地元メディアの報道によると、この奇妙な事件は5月末、ブッリリマというコミュニティの警官が、奇妙な超自然的状況に陥っていることを上司に報告したことから明るみに出たという。この地域には警官らが逗留できる小さな警察署があり、当初は警官が二人一組で滞在して地域のパトロールにあたっていたという。しかし、「悪質な存在」が執拗に出没し異変が起きるようになったため、警官らが長期滞在できなくなってしまったのだ。

 具体的には、この地域でゴブリンとも呼ばれる小鬼のような存在が、ドアを勝手に開けたり、屋根に登ってくるといった “嫌がらせ “を頻繁に行ってくるのだという。そのため、逗留する警官らは建物内で「仮眠をとることもできない」と、関係者は説明している。

 まるでファンタジー小説の出来事のようだが、このような超自然的な存在がジンバブエでいかに真剣に受け止められているかを物語るように、警官たちの上司は「これ以上彼らを危険にさらさない」ために交番を放棄するよう命じている。そして代替の詰所を見つけようとしているが、こちらの進捗はあまり進んでいないようだ。

 地元当局者は、怯えた警官たちをどうにかしてゴブリンに取り憑かれた建物に戻すよう説得できないものか、とも考えているという。

 果たして交番を襲撃するゴブリンは撃退できるのか、気になるところだ。

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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