カナダの山中にて、とんでもない落とし物が発見されて話題になった。

 先日、地元のハンターがブリティッシュ・コロンビア州カムループスの北にある森の中で、墜落した飛行機らしきものと思われる残骸を発見。王立カナダ騎馬警察に通報することにした。

 すぐに捜査官が現地に赴いたのだが、残骸の状況から壊滅的な墜落事故が起きたと思われたものの、実はかなり謎多き存在であることが明らかになった。

 特に奇妙だったのは、飛行機の残骸が胴体だけしか見つからなかったことだ。例えばモーターや翼、ドア、座席といった飛行機に必要不可欠なものはまったく見当たらなかったのである。しかもさらに調査を進めたところ、飛行機やその乗客が行方不明になったという記録も見つからなかった上に、飛行機の登録番号も確認できなかったのである。しかし、残骸の様子から少なくとも20年間は現地にあったことは間違いなかった。

 その後、この謎の残骸について思いもよらない真実が明らかになった。声を上げたのはカナダの民間航空捜索救助協会で、問題の残骸は捜索や救助訓練用の目標として意図的に置かれていたものだったのだ。

 「残骸にはプラカードがあり、連絡先として電話番号まで書いてありました。しかし、何が起こったのかプラカードが失われてしまったため、本物の墜落した飛行機の残骸として勘違いされてしまい、当局を混乱させてしまったようです」と団体は語っている。

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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