S氏は原因不明の病で倒れ、神憑かりを経験。謎の声を聞いたあと、人の悩みを見抜くことができるようになり、いつのまにか占い師/霊能者として密に活動するように。S氏が聞いた耳を疑う話とは……。
――世界遺産で怪奇現象が?
S氏:あまり知られていませんが、霊感持ち、いわゆる沖縄のことばでいう「サーダカー(視える/聞こえる/感じる人)」は、沖縄の観光名所には行かないほうがいいんですよね。
とくに琉球王朝に関わる場所、たとえば首里城や斎場御嶽は行かないほうがいいです。あのような場所の多くは、琉球王家に仕える者を召し出すための、いわば霊的スカウトの場所なんです。
――スカウトされるんですか?
S氏:たとえば、先輩の霊能者に観光地としての沖縄が好きな方がいるんですが、彼女は結局「やかましすぎて、もう二度と行かない」と行っていました。観光地ですから首里城へ見学に行きますよね。すると、観光案内音声の端末や、ガイドさんの声に混じって、見知らぬ誰かが視えたり、説明が止むことなくひたすら聞こえるみたいで。
しかも、その内容は、琉球王家再興、王国再建のために働き手を探している、この声が聞こえる者よ、応えよ! みたいな感じで募集かけているらしく。
――斎場御嶽も同様ですか?
S氏:そうですね、似たようなところがあります。ユタになるべく修行している知人いわく「絶対あんなところ行かないですよ、何やらされるか分かったものじゃないですし。問答無用で乗っ取られて、仕事させられますよ、私は絶対に行きません」と。
沖縄出身者だと、どうしても王家の権威と霊力には逆らえないらしくて。県外出身者だと、多少はマシのようです。とはいえ霊感持ちや霊能者が行くには、あまりよい場所ではありませんね。逆にいえば、首里城や斎場御嶽へいって、ただ気分がよいとか自分勝手な作法で拝んだ気になっている自称・霊能者のたぐいは、本当に、ただの自称の可能性が高いですね(笑)。本物の霊能者は、何かしらあるようですから。
――そこまで言われると逆に行ってみたいですね。 S氏:もちろん我々一般人は行ってよいんです。ただし神域ですから、肌の露出は控えめにして、きちんと敬意と節度、感謝をもって参拝させて頂くべきです。あ、そういえば、斎場御嶽ですと、運がよければ、参道途中に石を売っている露天商サキヤマさんがいます。
この人に会って話しかけられるだけで運がよいし、もしサキヤマさんから「手相みせてください」と言われたら、さらに幸運です。
サキヤマさんの手相見、よく当たるんですよね。彼が売っているパワーストーンも縁結びの効果があるとも聞いたことがあります。天気が悪ければ会えないかもしれませんが、沖縄では雨が降っても台風以外なら通り雨ですし。ざっと降っては晴れるを繰り返しますから。ぜひ感謝の参拝のついでに、運試しをしてみてください。
首里城や斎場御嶽に限らず、どんな聖所・神域でも同じです。敬意と感謝を忘れてはなりません。
文=神ノ國ヲ
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提供元・TOCANA
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