■男の言い分を鵜呑みに

脇腹を激しく蹴られた男の子は痛がっており、念のため検査を受けたほうがよいとして、住民の手で病院へ。一方、現場に向かった警察官は現場の上方に設置された防犯カメラの映像を確認し、加害者をモハメッド・シシャドと特定した。

だが、シシャド容疑者が「その子が自分の車のドアを開けようとしたからだ」と主張すると、警察はそれを鵜呑みにした様子だったという。

■警察は軽犯罪で処理しようと…

その後、警察が事件を軽犯罪として処理しようとしていることを知り、タラセリーの住民は激怒。「こんな暴力を容認するなど警察は怠慢だ」と批判し、防犯カメラがとらえた映像をインターネットで拡散した。

人々から批判を受けた警察は、その翌日となる4日の午前にシシャド容疑者を逮捕。男の子にドアを開けるつもりなどなかったという主張も、そこでやっと認められたという。

(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)

提供元・Sirabee

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