樋合漁港(熊本県上天草市)の夜釣りで、チヌの釣果が上向いてきた。数は少ないものの、当たれば大型だ。7月10日に釣行した時の様子をリポートする。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
樋合漁港で電気ウキ釣り
樋合漁港は有明海に面した大きい港で、釣り人の収容人数は同県でもトップクラス。釣りものも多く、四季を通していろいろ狙える。なかでもチヌは人気が高く、日中のフカセ釣りに臨む人が多い。ただし、夏は暑さで閑散としていて、夜釣りで狙う人がちらほらいる程度だ。
ウキ釣りの仕掛け(作図:TSURINEWSライター松田正記)
下げ潮を釣る
この日の満潮は午後11時すぎ(同県牛深港)。大型のチヌは下げ潮に分があることから、同時刻に現地に着いた。
1投目に50cm超え大型チヌ
内波止に釣り座を構え、早速準備に取りかかる。ウキは壁打ちなどの衝撃に強いLFスマート。ハリは細身で刺さり抜群な速手チヌを選択し、アオ虫を1匹掛けにした。
52cmチヌ浮上(提供:TSURINEWSライター松田正記)
1ヒロほどのタナをとり、手前の浅場から攻めてみると、1投目からアタリが出た。魚は沖に走り、グイグイ引く。「良型のスズキか」。ヤリ取りを楽しみ、ゆっくり浮かせたのは52.3cmの大チヌだった。
ゲスト魚も顔見せ
その後、快音は聞かれず、アラカブがぽつぽつ。「もう終わりか」と思った時だった。突然ウキが横走り。さほど手応えはなく、上がったのはタチウオ。さらにヒラやフグなどのゲスト魚を追加したところで翌午前2時前に納竿した。
今後の展望
今回は大チヌを狙った釣行だったが、メイタ(小型のチヌ)なら上げ潮のほうがいい。次回はいずれも狙える潮回りに釣行したい。
<松田正記/TSURINEWSライター>