【新車プレビュー】待ってたぜ! 遊びのオールラウンダー、新型スズキ・スペーシア・ギア出撃準備完了!
(画像=新型スズキ・スペーシア・ギアは、2024年の東京オートサロンに登場した「スペーシア・パパボクキッチン」の市販版。アウトドアユースに対応するユーティリティと、キュートなSUVルックが魅力、『CAR and DRIVER』より 引用)

スズキは遊びの天才かもしれない! 新型スペーシア・ギアは楽しいぞ

 スズキは2024年7月24日、新型スペーシア・ギアのティザーサイトをオープン。新型のスタイリングとインテリア、そして数々の「遊びの工夫」を公開した。
 新型は2024年1月の東京オートサロンに「スペーシア・パパボクキッチン」のネーミングで出展されたプロトタイプの市販版。プロトタイプと比較すると、ボディサイドのクラッディング処理などが異なるが、丸型ヘッドランプを配したキュートなマスクなどは共通。スペーシアのボクシーなフォルムを生かした絶妙なSUVルックに仕上げている。

【新車プレビュー】待ってたぜ! 遊びのオールラウンダー、新型スズキ・スペーシア・ギア出撃準備完了!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【新車プレビュー】待ってたぜ! 遊びのオールラウンダー、新型スズキ・スペーシア・ギア出撃準備完了!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 Kカー・スーパーハイトワゴンのSUVルック車は、三菱デリカミニを筆頭に、ダイハツ・タント・ファンクロスなど人気が上昇中。ホンダもN-BOXベースのニューカマーが登場すると噂されている。そんな中、このジャンルのパイオニアであるスペーシア・ギアの第2世代は、すべてが正常進化。広さ、楽しさ、走り、安全性など、オールラウンドでグレードアップした。概要を説明しよう。

 ラインアップは未公表だが、パワーユニットはターボ(64ps/98 Nm)と自然吸気(49ps/40Nm)の2種で、それぞれマイルドハイブリッド仕様。駆動方式は4WDとFFから選べるようだ。ベース車となるスペーシアは2023年秋のフルチェンジで、安全装備を新世代にグレードアップし、ボディ剛性を強化。騒音・静粛性対策を徹底した意欲作。スペーシア・ギアは、これらの魅力と特徴を余すことなく受け継いでいる。

室内はアイデア満載! 車中泊にも対応

 新型は、後席のユーティリティと快適性を高めるマルチユースフラップを標準装備。これはワンタッチでレッグサポート/オットマン、荷物ストッパーの3モードに展開する後席用ユーティリティアイテム。広い後席がリビングのような「くつろぎスペース」にも、大切な荷物をしっかり支える「安心スペース」にもアレンジすることが可能だ。

 インパネをはじめ、室内カラーはブラックを基調に、ダークグレーの差し色を巧みに配したシックな印象でまとめる。シートファブリックは撥水加工付き。ラゲッジフロアは、汚れたり濡れたりした遊び道具でも安心して積み込める防汚タイプになっている。駐車ブレーキは電気式が採用され、足元スペースはすっきりとした印象。またシートヒーターにプラスして、上級モデルには、ステアリングヒーターも新装備する。

【新車プレビュー】待ってたぜ! 遊びのオールラウンダー、新型スズキ・スペーシア・ギア出撃準備完了!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【新車プレビュー】待ってたぜ! 遊びのオールラウンダー、新型スズキ・スペーシア・ギア出撃準備完了!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 室内は広く、アレンジ自在。オプションで1-2列目シートを倒した空間をフラットに仕上げる「リラックスクッション」を用意する。リラックスクッションを有効活用すると、車中泊もできそうだ。スペーシア・ギアは、Kカーのコンパクトサイズながら、ユーザーのアイデアしだいで、大型モデル以上のユーティリティを発揮する「小さな大物」だ。

 ボディカラーは、イメージ色の「ミモザイエローパールメタリック&ガンメタリック2トーンルーフ」を筆頭に、2トーン6種、モノトーン3種の全9カラーを設定する。新型スペーシア・ギアの発売は2024年秋。ワクワクを満載してKカーのSUVワゴンで出かけるのは、人生に彩りを添えるカーライフである。