2024年7月12日、ネクスコ東日本はお盆期間(8月8日〜8月18日)の高速道路における渋滞予測(10km以上の交通集中渋滞)を発表しました。この記事では、3連休が含まれる2024年のお盆シーズンの高速道路渋滞予測、渋滞の原因や混雑を避けるための方法を解説します。
ネクスコ東日本が2024年8月8日〜8月11日の渋滞予測を発表!
ネクスコ東日本によると、2024年8月8日〜8月18日の11日間の間に、下り方向の渋滞(10km以上の渋滞)が68回、上り方向の渋滞(10km以上の渋滞)が99回発生すると予測しています。
また、下り方向の渋滞のピークは8月10日(最大45kmの渋滞)、上り方向のピークは8月12日(最大40kmの渋滞)になるとのことです。
ネクスコ東日本が予測するお盆期間の渋滞予測
【下り方面】
・午前中を中心に渋滞発生
・特に8月10日(土)、11日(日)が要注意
・最大の渋滞:8月10日(土)8時をピークに東北道 矢板北PA付近を先頭に45km
・10km以上の渋滞回数:68回
【上り方面】
・夕方~夜を中心に渋滞発生
・特に8月12日(月)~14日(水)が要注意
・最大の渋滞:8月12日(月)16時をピークに関越道 高坂SA付近を先頭に40km
・10km以上の渋滞回数:99回
お盆期間における高速道路の注意点など
・お盆期間中は休日割引が適用されません
・混雑する日や時間帯を避けた「分散利用」を推奨
高速道路で渋滞が発生する原因とは?
高速道路における渋滞の原因は、交通事故や車両トラブル、料金所・ゲートやジャンクションの合流、サグによる速度低下など、さまざまです。
さまざまな原因がある高速道路の渋滞の中で、運転者が注意しなければならないのは、「サグ」による速度低下です。
「サグ」とは、たわみやたるみを意味する英語で、下り坂から上り坂に変わる凹み部分のことを指します。このサグは、分度器1目盛りに満たないほど緩やかな場所が多く、運転者が速度低下に気づきにくいというのが実情です。
日頃から標識や標示、速度メーターをはじめとする計器類を気にしながら運転するクセがついていれば、速度低下に気づくかもしれませんが、周りの流れに沿った運転だけ意識していたり、標識・標示や計器類を見るクセがなかったりする場合は、速度低下に気づかず、いつの間にか渋滞の先頭になっていることがあります。
高速道路を運転するときは、事故や渋滞、車両トラブルなどに気をつけるだけでなく、道路の構造によって発生する速度低下にも注意する必要があります。