日本のライドシェア事業は、タクシー業界への配慮から規制がひじょうに多く、大きな課題に直面しています。

4月に始まった「日本版」ライドシェアは、特定の曜日や時間帯に限られ、大都市でタクシー会社が管理しますが、働き方の制限から運転手の確保が難しくなっています。例えば、大阪ではnewmo(ニューモ)が約2000人を募集しましたが、30人しか採用できていません。

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「地方版」ライドシェアも課題があり、夜間の交通手段が不足する観光地でも導入が進んでいません。地元関係者の同意が必要であり、タクシー業界への配慮が随所に見られます。

売上の3~5割が手数料でタクシー会社に取られ、働ける時間もかなり制限されています。