売り時としては絶好のタイミングだった

 混乱が広がるなか、一部の投資家は株価急落を見越して7月時点で保有株式を売却して利益を確定させていたという。

「経験豊富な投資家であれば、先月11日に日経平均が史上最高値を記録した時点で『ここを天井にそろそろ下がる』と感じただろう。加えて、先月中旬以降は先月31日に予定されていた日銀の金融政策決定会合で追加利下げと国債買い入れ減額が決定されるという観測も強まり、株価は下降トレンドを描いていたので、日銀の正式決定後にドンと暴落すると予想して利益確定売りした投資家は少なからずいたもよう。史上最高値を記録した時点で、先をみれば株価にとってはマイナス要因が目白押しで、売り時としては絶好のタイミングだったといえるかもしれない」(証券会社社員)

(文=Business Journal編集部)

提供元・Business Journal

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