ニューヨーク市警察は同局に対し、少年らは拘束されたとしても、年齢を理由に、少年法でも起訴されないだろうと説明。ただし、強盗の手助けをしたとして親が逮捕された場合、子供を危険にさらした罪で起訴されると加えた。

ニューヨークポスト紙によると、アッパーウエストサイドにあるバー、アムステルダム・エール・ハウスでは8カ月ほど前から、少年による置き引きなどが増加している。子供たちが客の食べ物を掴んで突き飛ばしたり、刃物を突き付けて脅したりするなど、犯罪行為はエスカレートしているという。

イーストビレッジのバーでは、店主や従業員がプライベートのグループチャットで、犯罪に関する情報交換を行なっている。犯罪を捉えた監視カメラの映像や、釈放中の犯人の目撃情報なども共有されているという。ある女性のバーテンダーは同紙に、銃を持った男に脅されていると通報しても、警官が現れたのは2時間後だったと不満を口にしている。