ブラジル4部から1部グレミオへ期限付き移籍中のブラジル人FWアンドレ・エンリケには、サンフレッチェ広島や名古屋グランパスからの関心が取りざたされていた。しかし昨年12月末までにグレミオへの完全移籍がほぼ確実になったと、現地で報じられている。
今年1月1日に22歳の誕生日を迎えたエンリケは、身長190cm近くで右利きのストライカー。ブラジル国内の複数クラブを経て、今年1月にグレミオへ1年レンタルにより加入すると、自身初となるブラジル1部リーグ挑戦ながらも、2023シーズンに21試合の出場で3ゴールをマーク。スタメン出場は1試合にとどまったが、限られた出場時間の中で結果を残した。
そんなエンリケの去就を巡っては、ブラジルメディア『バンデイランテス』のカリエル記者が昨年11月に「名古屋、広島、ブラジル1部サンパウロがアンドレの獲得調査に乗り出している。アメリカのヒューストン・ダイナモは、エンリケ獲得の可能性について問い合わせた」とリポート。Jリーグ移籍の可能性に触れていた。
しかしブラジルメディア『グローボ』によると、グレミオが昨年12月31日までにエンリケを完全移籍により獲得したとのこと。640万レアル(約1億8000万円)の買い取りオプション行使により、同選手の保有権の40%を取得したという。
名古屋の外国籍選手では、MFマテウス・カストロが昨年夏に中東移籍も、浦和レッズから期限付き移籍中であるFWキャスパー・ユンカーの残留する可能性が一部で報じられている。
一方で広島の外国籍選手では、キプロス代表FWピエロス・ソティリウが度重なる負傷離脱により、2023シーズンのJ1リーグで4ゴールと本来のパフォーマンスを発揮できなかった。