NHK大河ドラマ『光る君へ』では石山寺が登場して滋賀県は盛り上がっているが、5月26日からは、福井県越前市(旧武生市)が舞台になる。
紫式部の父である藤原為時は、花山天皇の側近でしたので、敵対していた道長らの系統から冷遇されていたが、道長に直訴状を書いたのが功を奏して、淡路守という内示があったのだが、大逆転で越前守という美味しいポストを獲得して、越前に下ることになって、紫式部も同行した。
越前の国府は現在の越前市(武生)にあったので、赴任のときは、大津から小舟に乗って、継体天皇の故郷でもある滋賀県高島市三尾の沖合で一夜を過ごし、翌日に塩津港につき、そこから敦賀に出て、こんどは内陸の湯尾峠を通って越前国府に着いた。
日野山という山に降る雪を見て京都西山の小塩山を懐かしんだりしている。越前市には、平安情緒を採り入れた紫式部公園がある。