入口までの参道には観光客は少なく、どのお店も閑古鳥です。入口もひっそりとしており、中に入っても観光客の数はまばらでした。少人数の修学旅行生なども見かけましたが、その数は圧倒的に少なく、狭い境内をゆっくりと見て回ることができました。
金閣寺はピカピカの外観でいわゆる「インスタ映え」する観光施設です。一方で銀閣寺はいぶし銀の建物で玄人好みのお寺です。
金閣寺では外国人グループが大量の写真を撮っていましたが、銀閣寺では静かに庭を鑑賞しているような人が多い印象です。
金閣寺のような映える観光地は、訪問者が次々にSNSにキラキラした画像をアップします。それがまた観光客を呼ぶことになり、観光客が集中し大混雑になってしまいます。おそらく清水寺や八坂神社などの有名な「映える」観光地も同じ状況です。
ところが京都の中でも地味なお寺はオーバーツーリズムというほどの観光客の集中は起こらず、意外に空いています。
であれば、敢えてメジャーな観光地を外して、ゆっくり滞在時間を楽しむ方がストレスなく時間を過ごせます。
京都は金閣寺や清水寺に行かなくても、もっと素敵な場所がたくさん見つかります。観光客がメジャーな場所だけではなく、もっと分散すればオーバーツーリズムも少しは解消するのではないかと思いました。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年6月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。