日本の海岸では、稀に神秘的な見た目の生物を見つけることができます。
ウミウシの一種である「アオミノウミウシ(学名:Glaucus atlanticus)」は、そんな魅惑的な生物の1つです。
青いヒレと尻で優雅に海を遊泳するその姿は、まるで「竜」や「天使」を彷彿とさせ、「ブルードラゴン」「ブルーエンジェル」などと呼ばれています。
しかし、そんな美しいアオミノウミウシは強力な毒を持っています。
2024年2月には、アメリカ・テキサス州の海岸でもアオミノウミウシが発見されており、海洋生物学者たちは、「ブルードラゴンには触れないでください!」と警告しました。
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- 神秘的な見た目と性質を持つ「ブルードラゴン」 毒には注意が必要
神秘的な見た目と性質を持つ「ブルードラゴン」 毒には注意が必要
世界には、私たちの目を引く、神秘的な生物がいくつも存在しています。
例えば、「カツオノエボシ(学名:Physalia physalis)」という青透明色の美しいクラゲの一種は、日本の太平洋湾岸でも見かけることがあります。
その見た目から思わず触ってしまいそうになりますが、実は猛毒を持っています。
過去には、誤って接触した人が死亡した事例もあるようです。
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同様に、ウミウシの一種である「アオミノウミウシ(学名:Glaucus atlanticus)」も、神秘的な見た目でありながら、毒を持つ危険な存在です。
このアオミノウミウシは、体長2~5cmほどの青色の体を持っており、空想上の生物「ドラゴン」の翼を連想させる「ヒレ」が付いています。
また胴体の後部には、爬虫類のような尾が伸びており、私たちがよく知っているウミウシの外見とは大きく異なっています。