かつては「当たり前」だった業務が、IT化が進んだことで「実は無くせる作業」だとわかったにも関わらず、いまだに紙ベースで書類処理が行われていたりして、うんざりしたという人がいるかもしれません。



株式会社クロスメディア・パブリッシングが2023年9月に刊行した書籍『会社のムダ作業100個まとめてみた』は、世の中にはびこる「DX」や「AI」を推し進める以前の「ムダ作業」を撲滅するというノウハウをまとめたロングセラー(2024年8月1日(木)に第3刷重版)です。

毎日の仕事をもっと快適に

本書は、複雑なシステムや高いデジタルスキルがなくても「Excel」や「スプレッドシート」などの一般的なツールやコミュニケーションスキルを使いこなすことで、ムダ作業を簡単に解決する方法を伝授するといいます。

著者である元山文菜さんは業務コンサルタントとして、企業や自治体、病院などの業務改善を推進しているそうです。

今からでもすぐに試せそうな具体的な方法が紹介されているといいます。たとえば、「メールの相手から返信をもらうコツ」として、読まれやすい件名を意識することやクローズドクエスチョンを活用することなどが紹介されているようです。

著者紹介

元山文菜(もとやま・あやな)

株式会社リビカル代表取締役、業務コンサルタント

大学卒業後、株式会社サクラクレパスに入社。その後、富士通株式会社に転職。2017年に独立し、現在の株式会社リビカルを設立。障がいや難病女性向けのNPO運営の顔ももつ。「多様性×業務改善で、はたらくを楽しむ人を増やしたい」をテーマに、業務や組織構造の再設計を手がける。これまで、BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)やRPA(ロボティクスプロセスオートメーション)導入支援と、個々人に対する時間管理術の改善をあわせて実施することで、組織への生産性を最適な手段で向上させる。そのほか、業務プロセス改善、タイムマネジメント、ダイバーシティマネジメントをテーマにした講演活動も精力的におこなっている。