バイクを乗るときに必ず必要になる自賠責保険
では、バイクを売却する場合、自賠責はどうなるのだろう?

結論を言えば、自賠責保険を解約すれば返金をしてもらえるが、その場合なにが必要なのか?
返金を受けるための条件や必要書類などバイクを売却したときの自賠責保険の返金について紹介しよう。

バイクを売却したら自賠責保険は返金されるのか?

自賠責は、250㏄以上の車検があるバイクは車検とともに契約し、250㏄以下の車検の無いバイクは自分で年数を選び、まとめて先払いをして自賠責保険に加入することが可能だ。そして、バイクを手放したときには、残月数に応じた払い戻しを受けることができる

ただし、自賠責保険は任意保険と違い、バイクを売却するだけでは払い戻しを受けることはできない

自賠責保険は、バイクの車両自体にかけられた保険のため、バイクが公道を走れる状態なら保険はかかり続けることになる。契約者の変更は可能だが、自賠責保険を途中解約することは基本的にはできないのだ。

では、どうしたら自賠責保険を解約して残月数に応じた返金が受けられるのか?
それにはまず、下記の条件を満たしていることが必要となる。

・バイクを廃車にする場合
・未経過保険期間が1ヵ月以上残っている場合

バイクを一時抹消登録または永久抹消登録をして廃車の状態、つまりナンバープレートが付いていない状態にする必要がある。

廃車手続きをするには、市区町村役場やナンバープレートを管轄する陸運支局にて行ない、廃車が証明できる書類の交付を受ける。その後、保険代理店などで払い戻しの申請が可能だ。

自賠責保険の払い戻しを受けるための手続きと必要なもの

廃車の手続きには、以下のものが必要になる。

排気量      125cc以下       126cc~250cc250cc超     
手続きする場所市区町村役場陸運支局陸運支局
必要なもの・ナンバープレート
・標識交付証明書
・廃車申告書
・本人確認書類
・印鑑
・ナンバープレート
・軽自動車届出済証
・軽自動車届出済証返納届
・軽自動車届出済証返納証明書交付請求書(一時抹消の場合)
・本人確認書類
・印鑑
・ナンバープレート
・車検証
・抹消登録申請書
・手数料納付書
・軽自動車税申告書
・委任状(第三者に代行してもらう場合)
・印鑑
その他ナンバープレートの管轄の地域から引っ越している場合、住民票が必要。

バイクを廃車したのち、自賠責保険の解約手続きのため下記のものが必要だ。

・自賠責保険証明書
・廃車が証明できる書類
・ステッカー(250cc以下のバイクの場合)
・印鑑
・振込先の口座番号

以上の手続きが完了すれば、申請後に10日程度で返金額が振り込まれる。