夫妻は以前から、メンタルヘルスの問題に高い関心を抱いている。メーガン妃は2021年にCBSで放送されたオプラ・ウィンフリーとのインタビューで、英国王室時代に、「自殺を考えるほど」悩んでいたと明かした。
また幼い時にダイアナ妃を交通事故で亡くしたヘンリー王子は回顧録「スペア」の中で、トラウマを癒すためさまざまな療法を試してきたと明かしている。2021年に公開されたApple TVのドキュメンタリー番組「The Me You Cannot See」では、メンタルヘルスのカウンセリングの重要性を語っている。
なおメーガン妃らは今年5月、非営利団体「女性のためのミズ財団」が主催するイベントに主賓として招かれニューヨークを訪問した。イベントの翌日、広報担当者が声明で、「執拗なパパラッチ」とマンハッタンで2時間のカーチェイスを繰り広げ、「あわや大惨事」になりかけたとメディアを批判した。
しかし、当日の警備を担当していたニューヨーク市警察の報道官は、会場周辺はごった返していたものの「衝突や出頭を命じられた者、負傷者、逮捕者」などの報告はなかったと夫妻の主張を否定。市長や一般人からも、歩行者や車の往来が激しいマンハッタンでのカーチェイスは、「非現実的」と指摘する声が上がった。
ネットでは、夫妻の今回の訪問について「プライバシーの重要性について説くために、再び命を危険にさらしてまで、自分たちは完璧であることをレクチャーしに来るのだろうか。なんと勇敢な人たち」といった皮肉も投稿されている。今回もメディアとの「騒動」を繰り広げられるのだろうか。