仮想通貨の第一人者が研究資金を提供

今回の件で少しばかり興味深いのは、ローブ氏の調査チームに資金を提供したのが、仮想通貨のカルダノ及びイーサリアムの創設メンバーであり香港を拠点とするブロックチェーンの研究機関「インプット・アウトプット・ホンコン」のCEOであるチャールス・ホスキンソン氏であったことだ。

ホスキンソン氏は最近のソーシャルメディアへの投稿で、著名な天文学者でハーバード大学教授のアヴィ・ローブ氏と太平洋で採取したサンプルからの発見を詳述した論文を共著で執筆したことを明らかにした。この画期的な論文は現在査読を待っているところで間もなく公開される見込みだ。

「UFOのエイリアン合金」を遂に発見か? 太陽系外から到達した可能性大「歴史的な発見」ハーバード大教授
(画像=チャールス・ホスキンソン氏 「U.Today」の記事より、『TOCANA』より引用)

「BeLaU」型小球体には太陽系内では通常そのような濃度では見られない物質である、非常に高レベルのベリリウム、ランタン、ウランを含む小球が含まれていることから、一般に製造されている合金や太陽系内で見つかった天然隕石とは一致せず、その起源が太陽系外であることへの信ぴょう性がさらに高まったことをホスキンソン氏らは指摘している。

ホスキンソン氏はBeLaUについて、ヒストリーチャンネルの人気シリーズ『Ancient Aliens(古代エイリアン)』の決めゼリフである「エイリアンだと言っているわけではないが、しかしそれはエイリアンだった」とユーモアを交えて言及した。

加えてこれらの物質の太陽系外起源を確認することの意味は広範囲に及び、天体物理学から地球外生命の可能性に至るまでの領域に及ぶと説明している。

なぜ仮想通貨、暗号通貨の第一人者の1人がローブ氏の研究に資金提供をしたのか、その詳しい真意はよくわからないのだが、地球外文明、太陽系外文明の研究が今後意外な分野から進展する可能性があるのかもしれない。

参考:「Daily Star」「U.Today」ほか

文=仲田しんじ

提供元・TOCANA

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