■22年前の行方不明事件が解決
エリカさんはジェリーさんが送ってきた画像に驚きつつも、即刻、水中の影から一番近い住人にコンタクトを取った。幸運にも、住人はドローンを所有していたため、上空から確認してもらうことに。すると、やはり車にしか見えないというので、パームビーチ郡警察が出動することになった。
静かな住宅街が一時騒然となり、結局2日がかりで引き上げられた。その正体は“ガチガチに石灰化”したセダン。警察によれば、かなり長い間、水没していたらしい。なにより驚愕したのは、運転席にガイコツが座っていたことだろう。
このミステリアスなドライバーは一体誰だったのか? 身元の判明に、さほど時間はかからなかった。1997年、ナイトクラブから帰る途中で行方不明になったウィリアム・モルト氏(当時40歳)だった。実に22年の歳月が流れていた。
当時の報道では、モルト氏はクラブを出るときに酔っ払った様子もなく、同棲していたガールフレンドに途中で「もうすぐ家に着く」と電話をかけたという。ただ、それが彼の最後の言葉となり、生きて帰宅することはなかったのだ。
グーグルマップはもともと、遺体捜索のために開発されたアプリではない。ジェリーさんもまさか、ルーチンワークで使うグーグルマップで、二昔も前の失踪事件を解決するとは夢にも思わなかったと話す。ちょっとレアな使い道とはいえ、亡くなったモルト氏にしてみれば、暗闇から自分を見つけてくれたジェリーさんとグーグルマップには感謝しかないはずだ。
参考:「KATC News」、「ABC News」、「The Palm Beach Post」、ほか
※当記事は2021年の記事を再編集して掲載しています。
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提供元・TOCANA
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