そしてそんなオケのよさを超えてくるのがピアノ。パリで何十回と観てるけど、ピアノ(とオケ)に聴き惚れたことなんて、ない。1幕は、ショパン”ピアノコンツェルト2番”のとてもよい演奏会を楽しむ感じ。素敵な演奏会に見応えあるバレエが付随するイメージ。

2幕のソナタ3番、3幕のバラード1番、素晴らしい~。ミスタッチがちょこちょこあるのは惜しいけれど、柔らかく美しいピアノ演奏に聴き惚れる。ピアニスト、ブラーヴォ!(ちなみに、ベーゼンドルファー。まろやかな音色はピアノのおかげ?)

そしてなにより、ノイマイヤーはやっぱり最高、と改めて思う。 「椿姫」と「シルヴィア」をハンブルクで観たい、とずーっと前から思ってる。

2018年12月パリ国立オペラ座バレエ「椿姫」はこちらです

2013年、貴重な、エルヴェinアルマン。パリ史上最高の、ほぼ幻だったアルマン・・。

編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年5月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。