(画像=反対側の側面にはキットの特別フィーチャーとして、ボンドカーとしての特殊装備の数々が列挙されている。右端には映画の権利標記だけでなく「MADE AND LITHO IN U.S.A.」とある。つまり「製造・印刷:アメリカ合衆国」という訳で、このキットの設計・製造の主体がクラフトマスター側であると見る際の傍証とも言えよう。もちろん、中身ではなく箱のみについての標記とも考えられるが……。なお、イギリス流通版の箱に原産国標記はない、『CARSMEET WEB』より 引用)
(画像=このように、3 in 1の仕様のひとつとしてスパイカー仕様が含まれていたからである。こうした点が、エアフィックスがボンドカーのキット化を委ねる相手を選ぶ際に有利に働いた、と推測するのは穿ちすぎであろうか。アニュアルキットのリリース時期を考えると、MPCによるスパイカー仕様入りのポンティアックやダッジは、ボンドカーよりおよそ1年先行していたことになる、『CARSMEET WEB』より 引用)
(画像=箱の小口。先述の通りボンドカーのキットにはなかった「MADE IN ENGRAND」の文字が、この種の標記としては大きめに入る。これを信用するなら「ではこのとき金型はイギリスへ?」という疑問も浮かぶが、これはやはり箱についての標記を製品自体に及ぶものと思わせる意図で書き入れられたものではなかろうか。なぜボンドカーのキットにこの標記はなかったのか、その疑問の方をここでは重視したい。なお、反対の小口には品番「642」が記されている、『CARSMEET WEB』より 引用)
(画像=側面のシリーズ紹介の上には「Each kit made in exact scale to original」とあり、スケールが揃えられていたことは分かるのだが、それがどのくらいの縮尺であるのかはいまひとつ不明だ(このキットは完成すると全長9インチになるという)。コネストーガ・ワゴンというのはまさに絵のような形の馬車、チャック・ワゴンは炊事用の馬車、ドレイ・ワゴンは比較的低床の荷馬車、ステージコーチは駅馬車である、『CARSMEET WEB』より 引用)