特徴3 生活コストを下げられない
「土日はいつも外食して、月1回お気に入りのショップで服を買って…」
何かにはまっている人・習慣を柔軟に変えられない人は老後破産に陥る可能性が高いです。
老後は現役時代に比べると確実に収入が減ります。現役時代の生活水準を下げられないと、どんどんお金は減ってしまいます。 老後破産に陥らないためにも、生活水準を見直す必要があるでしょう。
老後破産しないための対策
老後破産しないために、今から対策することは可能です。老後破産に陥ると、自分が困るだけではなく、子どもや身内に迷惑をかけてしまうかもしれません。今から対策して、潤沢な老後を迎えましょう。
家計の見直し
老後破産を防ぐためには家計の見直しが不可欠です。現役時代に比べると、ほとんどの人は老後の収入が下がります。飲み会を月2回から1回に減らす、ほぼ使ってないサブスクを解約するなど、今から家計を見直し、将来に向けて準備をすることが重要です。
健康を心がける
老後破産のリスクを低減するためには、健康維持が最も重要です。病気やケガをすると、医療費にお金がかかります。老後も健康でいられるために、健康な身体づくりが大事です。
具体的には、食べ過ぎないように食事量や食事内容をコントロールする、筋肉量を落とさないために運動するなど。老後も健康でいたいなら、現役時代から意識的に運動習慣を取り入れましょう。
資産運用
老後破産に陥りたくないのであれば、年金や貯金だけをあてにせず資産運用で積極的にお金を増やしましょう。 リスクが小さく、着実にお金を増やす方法としてNISAのつみたて投資がおすすめです。月3万円を20年間つみたてれば、利益は約380万、資産額は約1,100万円になります(利回り4%)。
老後資金に特化するのであれば、iDeCoも選択肢になります。節税効果が高いのに加えて、原則60歳まで引き出すことができないので、強制的に老後資金を作ることができます。また、掛け金を投資信託や保険商品で運用できるので、実際に積み立てた金額より資産が増える可能性もあります。
文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。転職・結婚・出産を経て一時は専業主婦になったが、自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。
(2024年05月02日公開記事)