■「素人では助けられません」

川で溺れた時、思わずとってしまう行動 とんでもなく危険な理由が「怖すぎる」と話題に…
(画像=『Sirabee』より引用)

同作では、こうした事態に対して「すぐに避難! 素人では助けられません」と断言。

そして、古来より日本に伝わっていた河童の伝説は、「後追い沈水」を防ぐための伝承でもあったと説明している。深みに足をとられる現象が「強い力で引きずり込まれた」ように見えることは勿論だが、人が沈水した場所に迂闊に近寄らせないようにする効力があったとも考えられるのだ。

川で溺れた時、思わずとってしまう行動 とんでもなく危険な理由が「怖すぎる」と話題に…
(画像=『Sirabee』より引用)

作者の大塚さんは幼少期より川遊びをしていたそうで、作中の状況について「服を濡らす気もないような中途半端な気持ちでいたのに、急にドボッと深みに落ちる(沈水)ので、溺れてしまうワケです」とも補足している。

確かに、同じ水辺で遊ぶにしても「服をなるべく濡らさず遊ぶ」と「全身ビショビショになって遊ぶ」状況では、沈水した際のショックに大きな差が生じることだろう。

そうした点を踏まえ、大塚さんは「川で遊ぶ場合は、沈水する前提で『潜っちゃう』『泳いじゃう』というくらい開き直った方が、逆に溺れないと思います。また『太ももぐらいの深さから沈水の可能性がある、という点も覚えて頂ければと思います」と、強調していた。

9日より発売される『マンガでわかる! 死亡ピンチからの生還図鑑』にも多数のエピソードが収録されているように、身近に潜む「死に直結する危険」に関する作品を多数公開している大塚さん。

その経緯について「自費出版のイベントに通ってくれる子供のお客さんがいて、その子を喜ばせるためどんな漫画を書いたら良いか考えていましたが、考えても考えても何も浮かばず途方に暮れていました」と、振り返る。

そんな折、子供の痛ましい事故のニュースを見て「どうにか子供たちに、危機回避を分かりやすく伝えられないか?」と考えたことが、執筆の動機になったのだ。

この夏、川へ遊びに行く予定がある人は、グループ内で同作品をシェアしておいてほしい。

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