転職を支援するサービス「ミライトーチ」を運営する株式会社キュービックは、週休3日制を導入しているという企業の社員223人を対象にアンケート調査を行い、結果を発表しました。

週休3日制度は、 2021年6月に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2021」に、導入・推進が盛り込まれました。その方針を受けた一部の自治体や大手企業で導入が実現しています。

本調査では、週休3日制の取得状況や、メリット・デメリットについて明らかにしています。

厚生労働省|「経済財政運営と改革の基本方針2021」等について

「週休3日制」の活用状況は?

まず、導入企業の社員を対象に「実際に週3日休めているか」と質問。「毎週休んでいる」「大体休めている」「たまに休めている」と回答した人が、合わせて85.7%という結果になりました。

回答者の多くが活用できているようですが、休めていないという人が一定数いることも示されました。

メリットだけではない……!

「週休3日制になってよかったこと」について複数回答式で聞くと、最多の回答は「プライベートに使える時間が増えた」でした。「心身ともにストレスが減った」、「平日休みが取れる」と続きます。

週休3日制となって単純に「休みが増えた!」と喜ぶ人ばかりではないようです。

「週に3日休むことのデメリット」を複数回答式でたずねると、「出勤日に仕事が詰まってしまい余裕がなくなった」「給料が減った」「残業が増えた」と、あまり喜べない「現実」をめぐる声が集まっています。

週休3日制を最大限に活用したいのであれば、勤務中に効率よく業務に取り組む必要がありそうです。

調査概要

調査期間:6月24日(月)~27日(木)

調査主体:ミライトーチ

調査委託先:crestep

調査対象:週休3日制を導入している企業の社員

有効回答数:223

調査方法:インターネット調査