ある日突然、畑の中に幾何学模様が出現する。いわゆるミステリーサークルは単純な円形から複雑な図形まで様々なものが存在している。現在では大半がイタズラだと考えられているものの、出現スピードがかない早いものについては人為的なものとは考えにくいこともあり、超常現象が疑われることもある。
日本では1980~90年代に幾つか報告されたものの、近年では全く出現していない。しかし2019年頃、なんと山の中にミステリーサークルが出現しているとしてある場所が話題になった。
グーグルマップ等を衛星写真モードにしてみると、九州の人里離れたある山の中に奇妙な地形が存在している。そこには木が同心円状に植わっており、外から中心にかけて徐々に小さくなっていることが解る。Googleで調べるとこの場所には「ミステリーサークル」と明記した上でピン留めされている。しかしこの山のミステリーサークルは一般的な草が倒れてできるミステリーサークルに比べて規模もかなり大きい。果たしてこの地形は何なのだろうか。
この地形は宮崎県の日南市に存在する「林分密度試験林」という実験林。九州森林管理局宮崎南部森林管理署が1973年から始めたもので、小さな範囲かつできるだけ同じ条件下でスギを様々な間隔で植えて比較するもの。こうすることで植林の密度やその後の管理方法を決めるための判断材料になるのだそう。
実験期間は50年後の2023年までだったそうだが、話題になったこともあり地元の観光産業にもなっているようだ。
中に足を踏み入れた人によれば、中央には丸く穴が空いているため、空が丸く抜けて見え、木々の成長の度合いなどがよくわかるとのこと。
参考:「Togetter」「林分密度試験林」
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
提供元・TOCANA
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