水族館の入口近くの屋外にはイルカのモニュメントと出会いの鐘があります
(画像=るるぶkidsより引用)

アクアワールド茨城県大洗水族館は、太平洋を見渡せる海のそばにある、子ども連れに人気の水族館です。ココの人気は「イルカ・アシカオーシャンライブ」、日本一の飼育種類数を誇るサメと、こちらも日本一の専用水槽で見られるマンボウ。そして、なんといっても子ども連れ・赤ちゃん連れにやさしい館内の展示・設備・サービスです。そんな見どころタップリの水族館について「子連れで楽しむポイント」「子どもに教えてあげたいウンチク」「ゾーン別のアイドルたち」といった視点から、水族館のスタッフさんにお話をうかがいながら魅力に迫ってみましょう。

※この記事の情報は、すべて2020年11月現在のものです。新型コロナウィルスの影響などで変更・休止・中止となる場合もあります。事前にお確かめください。

目次(index)

アクアワールド茨城県大洗水族館ってどんなところ?

まずは、アクアワールド茨城県大洗水族館がどんなところなのか、基本的な特徴やデータを最初にチェックしてみましょう。

海のすぐそばにあるファミリー向け水族館

茨城県の太平洋沿いに位置する大洗町、その、まさにシーサイド、海のそばにあるのがアクアワールド茨城県大洗水族館です。昭和27年(1952)に開館した大洗水族館を、平成14年(2002)に大規模リニューアル。子ども連れのことをよく考えた、ファミリー向けの現スタイルに生まれ変わり、現在もキッズから大人までに好評を博しています。

(画像=るるぶkidsより引用)

空と海の広い空間の中にあるアクアワールド茨城県大洗水族館

立体的な造りにキッズもワクワク

水族館は3階に出入口があり、2階から7階まである立体的な構造。これが、歩いているとなんだかワクワクするんです。吹き抜けの空間もあり、そこから別のフロアの水槽が見えたり、窓から海が見えたり、屋外ゾーンがあったりして楽しいですよ。

(画像=るるぶkidsより引用)

7階から下を見たところです。もちろん、エレベーターもあります

水族館内に展望台もあって太平洋を一望

7階は展望ホールになっていて、大洗の町や太平洋を一望できます。水族館内に展望台というのは珍しく、7階建ての立体的水族館ならではといえるでしょう。展望ホールは細いドーナツ状になっていて屋外から周囲を展望できます。

(画像=るるぶkidsより引用)

「イルカ・アシカオーシャンライブ」を行うオーシャンシアターの向こうに太平洋が広がっています

新型コロナウィルス対策について

2020年11月現在、新型コロナウィルス感染予防対策として「入館時の検温」「アルコール消毒」「飛沫パネル設置」「定期的な換気と消毒」などを実施。また、体験プログラムや展示の一部を中止しています。ただ、チケットは現地で販売していますので、当日購入して入館することは可能です。

(画像=るるぶkidsより引用)

館内の手洗い場にも感染症対策が表示されています

アクアワールド茨城県大洗水族館

あくあわーるどいばらきけんおおあらいすいぞくかん

問合先 029-267-515
住所 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3
料金 【入館料】大人2000円/小・中学生900円/幼児(3歳以上)300円/2歳以下無料【年間パスポート】大人4000円/小・中学生1800円/幼児600円
営業時間 9~17時(最終入館は16時)※季節により変動あり
定 休 日 6・12月に計7日(2020年12月は7~11日)
アクセス 【公共交通】ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅→茨城交通バス50番茨大前営業所行き→バス約6~7分→アクアワールド・大洗下車すぐ/鹿島臨海鉄道大洗鹿島線大洗駅→循環バス「海遊号」アクアワールド・大洗ルート→バス約15分→アクアワールド・大洗下車すぐ
【車】東水戸道路水戸大洗IC→国道51号→県道2号経由→約10km約15分
駐車場 約750台(無料)
URL http://www.aquaworld-oarai.com/

 

 

(画像=るるぶkidsより引用)

水族館の特徴でもあるサメをモチーフにしたロゴマークが入口にあります

水族館を子ども連れで楽しむ5つのポイント

では、アクアワールド茨城県大洗水族館を子ども連れで楽しむポイントを水族館のスタッフさんにうかがってみました。ただ、1つめのポイントは、現地で実際に取材してみて感じた、最大のおすすめポイントです。

(画像=るるぶkidsより引用)

経営企画課の和田 真憲(わだ まさのり)さん。小さい頃から生きものが好きで、生きものに関わる仕事を目指し水族館に就職。2020年で9年目。好きな生きもをたずねると『エトピリカやペンギン、シロイルカなど…ひとつに絞ることはできません』とのことでした

子ども・赤ちゃん連れにやさしい展示と設備

現地取材で一番感じたのは、子どもや赤ちゃん連れのことをよく考えてくれている水族館だということです。水槽を見るための台やベビーカーが通れるスロープの場所が水槽に近いこと、そして授乳室や子どもトイレなど、細かいところまで行き届いています。

(画像=るるぶkidsより引用)

子どもにも親にも(抱っこしなくていいので)とっても助かる、水槽の前の台。これが各所にあります

(画像=るるぶkidsより引用)

手書きの解説もわかりやすくて好評です

(画像=るるぶkidsより引用)

森と川ゾーンの上流水槽にある餌やり体験。魚に餌をあげられます

(画像=るるぶkidsより引用)

ベビーカーや車いすなどに助かるスロープが水槽の近くにあります。意外とあるようでない設備なんです

(画像=るるぶkidsより引用)

授乳室は館内に2カ所あります。イルカ・アシカライブの近くとマンボウ水槽の近くです

(画像=るるぶkidsより引用)

授乳室は女性専用です。粉ミルク用のお湯や離乳食の温めなどは総合案内で

(画像=るるぶkidsより引用)

マンボウ水槽近くの授乳室には、小さくて可愛い子ども用トイレがあります

(画像=るるぶkidsより引用)

トイレの手洗い場にも子ども用の台が設置されています

必見!「イルカ・アシカオーシャンライブ」

では、和田さん、おすすめポイントは?『人気No.1のプログラム「イルカ・アシカオーシャンライブ」は見逃せません。ダイナミックなイルカのジャンプやコミカルなアシカの演技を太平洋の大海原を背景に楽しむことができます。季節によって内容が変わることもあるので、何度来ても楽しめますよ』とのこと。

(画像=るるぶkidsより引用)

ステージの背景には海が見える好ロケーション

(画像=るるぶkidsより引用)

ボールなどを見事に操るカリフォルニアアシカ

(画像=るるぶkidsより引用)

プールを泳いで客席の近くまでやってきます

(画像=るるぶkidsより引用)

おお~~、2つのボールを操ってま~す

(画像=るるぶkidsより引用)

「はい、上手~~」とトレーナーさんがボールをとると…あれ!?

(画像=るるぶkidsより引用)

カリフォルニアアシカのボールへのジャ~ンプ

さらに『カリフォルニアアシカの“ゴエモン”は、カラダが大きくマイペースで、動きがダルそうに見えるんですが、あくまで、そう見えるだけでやる気がないわけではありません。“ゴエモン”にしかできない技もいくつかあります。ライブに登場したときにはお楽しみに』と和田さん。“ゴエモン”会ってみたいですね。

(画像=るるぶkidsより引用)

アシカに続いてイルカが登場。やはりジャンプが一番の見どころ

(画像=るるぶkidsより引用)

ボールを持ってプールを進むバンドウイルカ

(画像=るるぶkidsより引用)

イルカとアシカのコラボレーションパフォーマンス“愛のランデヴー”が見られることも。アシカを背に乗せてプールを1周するイルカに歓声があがります

日本一の飼育種類数! 約60種のサメ

『当館では60種以上のサメを飼育し、飼育種数は国内最多を誇ります。怖そうな外見に反して性格は穏やかなシロワニやトンカチ頭のシュモクザメ、ユルそうな(?)外見のショートテールナースシャークなど非常に多くのサメたちに会うことができます。国内では当館のみでしか飼育していないサメも数種いますよ』と和田さん。

(画像=るるぶkidsより引用)

怖そうに見えて実は全然怖くない、というシロワニ

続けて、和田さんは『サメの海1水槽の潜水清掃が注目です。ダイバーが檻に入って、少しずつ動かしながら掃除を行います。ダイバーがサメに食べられてしまうから…ではなく、サメへの(ダイバーがここにいるよという)アピールを含めた衝突防止やダイバーの作業スペースの確保という理由からです』とのことです。

(画像=るるぶkidsより引用)

シロワニなどがいる水槽の潜水清掃のシーン。ただ、これは不定期なので見られたらラッキー

(画像=るるぶkidsより引用)

『檻に人が入って大型のサメがいる水槽にいるというシーンが衝撃的なのか、足を止めたり写真を撮る人が多いようです』と和田さん

日本最大の巨大なマンボウ専用水槽

『もうひとつ、アクアワールド茨城県大洗水族館に日本一があります。6匹のマンボウが暮らす巨大な水槽が、マンボウ専用としては日本最大の大きさなんです』と和田さん。ゆらゆらと独特の雰囲気があるマンボウ。そのマイペースでユニークな姿は、ずっと見ていても飽きません。

(画像=るるぶkidsより引用)

6匹のマンボウがいる水族館は日本でも珍しいんです

(画像=るるぶkidsより引用)

写真の上の方を見てください。飼育員さんが水槽上から手で餌をあげています。こんなシーンが見られるかも

2020年12月にクラゲ展示などをリニューアル

5つ目のポイントは『2020年12月の大リニューアルです』と和田さん。『大きく3つのリニューアルポイントがありまして、1つはクラゲ展示、1つがオーシャンライブ、そしてミュージアムゾーンの充実です』とのことです。2012年以来の大リニューアルですね。

(画像=るるぶkidsより引用)

約1万体のミズクラゲが水量20トンの水槽を浮遊するクラゲ大水槽

(画像=るるぶkidsより引用)

「イルカ・アシカオーシャンライブ」に、光と音を中心としたショーが新登場します。演出照明や遮光カーテンを増設

(画像=るるぶkidsより引用)

ミュージアムゾーンにサメのVR水槽設置や、ホオジロザメ・ジンベエザメの形状・動作をVRスクリーンで再現。ソファーやテーブルも設置して落ち着いた空間を演出します

スタッフさん教えて! 子どもに教えてあげたいウンチク

続けて和田さんに、お父さん・お母さんが子どもたちに教えてあげたい、ちょっとしたウンチクありませんか? とうかがってみました。

イルカが寝るときは?

イルカは脳を半分ずつ休ませながら泳ぎます

『イルカは哺乳類ですが、人間のようにぐっすり休むことはありません。寝るときは、泳ぎながら脳を半分ずつ休ませているんです』。と和田さん。つまり、ほとんどいつも泳いでいるわけですね。

(画像=るるぶkidsより引用)

人なつこい個体が多いバンドウイルカ

サメは虫歯になる?

歯が常に生えかわっているので虫歯の心配ありません

『サメの歯は常に生えかわっています。だから虫歯の心配もないんです。ちなみに、当館のシロワニは1週間から10日ですべての歯が生えかわるようです。水槽の下を探せば、サメの抜けた歯が落ちているかもしれませんよ』と和田さん。

(画像=るるぶkidsより引用)

水槽を泳ぐシロワニたち。下に抜けた歯、あるかな~~

シロワニは少食?

全長4mの大型なのに食べるのは1日に魚を4~5匹程度です

もうひとつシロワニについて『全長4mを超す大きさにもなるシロワニが当館で食べているエサの量を平均すると、1日当たり大人の手サイズのアジを4~5匹程度なんです』と和田さん。え~、少食ですね~~。『もちろん時期によって食べる時期、食べない時期があるので。あくまでも平均値ですが』とのことでした。

(画像=るるぶkidsより引用)

意外と少食だったシロワニ。清掃中のダイバーも大丈夫ですね!?

マンボウがお腹をこわしたときは?

ヒトと同じ薬を餌に混ぜたりするんです

『マンボウはお腹の調子を悪くすることがあります。そのとき、当館では、ヒトも飲む薬であるビオフェルミンを餌に混ぜることがあるんですよ』と和田さん。へぇ~、マンボウにも効き目があるんですね。

(画像=るるぶkidsより引用)

お腹の調子が悪くなる…というのを見極めるのも飼育員さんの仕事ですね

夜のチンアナゴは?

チンアナゴ水槽にな~~んにもいない夜

もうひとつ、和田さんは『ナイトツアーでご案内するときがあるんですが、そのとき、コチラがチンアナゴです、ということで水槽を見せても、そこにはなにもいません』。えっ、どうして?『チンアナゴは夜、砂の中に完全にもぐってしまうんです。だから水槽になにもいないんです』。この現象、意外とキッズにウケるみたいです。

(画像=るるぶkidsより引用)

昼のチンアナゴたちは、ゆらゆらと活発に動いたり揺れたりしています

ゾーン別! アクアワールド茨城県大洗水族館のアイドルたち

子ども連れにやさしく、立体的で楽しい水族館をゾーン別に解説します。各ゾーンに必見の生きものや魚がいますので、アイドルたちをチェックしながら、どんなゾーンがあるか見ていきましょう。

1.出会いの海ゾーン[2・3階]

迫力の「出会いの海の大水槽」! 大洗のユニークな魚も

入口を入るとまず「大洗の生物水槽」や「海藻の海水槽」、そして、水量1300トンの「出会いの海の大水槽」などがある「出会いの海ゾーン」です。

(画像=るるぶkidsより引用)

「出会いの海の大水槽」には約80種2万匹の魚たちがいます

(画像=るるぶkidsより引用)

エイやイワシの群れなど幻想的な風景も見られます

(画像=るるぶkidsより引用)

正面だけでなく横から水槽内を観察できるスペースもあります

●マイワシ

(画像=るるぶkidsより引用)

「大洗の生物水槽」に大群で泳いでいます。入口を入って最初にあるウェルカム水槽です

(画像=るるぶkidsより引用)

「大洗の生物水槽」の「大洗の生物コレクション」コーナー

●ナベカ

(画像=るるぶkidsより引用)

「大洗の生物コレクション」コーナーにいる魚。貝から顔を出した表情はまるで笑っているみたいです

(画像=るるぶkidsより引用)

「海藻の海水槽」。水と岩の向こうには太平洋が見えます

●シロメバル

(画像=るるぶkidsより引用)

「海藻の海水槽」で泳がずに、多くが斜め上を向いて浮かぶように群れをつくっていて、なんとも不思議な光景でした

2.暗黒の海ゾーン[2階]

深海の生物たちが神秘的なゾーンに

「暗黒の海ゾーン」には、神秘的な「深海ゾーン」や、タイワンザメ、ボタンエビ、キンメダイ、ユメカサゴなどがいる「大陸棚の生物水槽」などがあります。2020年12月登場の「クラゲ大水槽」はこのゾーンにできます。

●ミドリフサアンコウ

(画像=るるぶkidsより引用)

深海の生物でも、その可愛い容姿で人気が高い小さなアンコウです。ほぼ動きません

●タカアシガニ

(画像=るるぶkidsより引用)

水槽の手前にいたタカアシガニも深海の生物。その大きさにビックリです

3.世界の海ゾーン[3階]

マンボウ・サメ・チンアナゴなど水族館のアイドルが大集合

アクアワールド茨城県大洗水族館で一番見応えがあるゾーンがココです。マンボウ、サメ、チンアナゴと水族館定番の人気者が勢揃い。温帯域・熱帯域・寒帯域の海の生きものを幅広く観察できる、まさに「世界の海ゾーン」です。

●マンボウ

(画像=るるぶkidsより引用)

「マンボウ水槽」に6匹のマンボウが泳いでいます。すいそうの水量270トンはマンボウ専用水槽としては日本一です

●シロワニ

(画像=るるぶkidsより引用)

「サメの海水槽」で、ひときわ目を引くのが体調4mくらいあるシロワニ。名前はワニですがサメの仲間です

●ポートジャクソンシャーク(左)

●スウェルシャーク(右)

(画像=るるぶkidsより引用)

「世界のサメ水槽」にいる小さめのサメ。ポートジャクソンシャークは、その名のとおりオーストラリアのポートジャクソンなどで見られるネコザメです

(画像=るるぶkidsより引用)

問題です! この岩場にサメは何頭いるでしょう? 答えは…7頭、かな? 出題したほうもわからないくらい保護色です

(画像=るるぶkidsより引用)

サンゴ礁や熱帯魚がいる「沖縄の海水槽」はカラフル

●ギンガハゼ

(画像=るるぶkidsより引用)

「沖縄の海水槽」で発見。じっとコチラを見つめる姿が愛らしいんです

(画像=るるぶkidsより引用)

チンアナゴがいる「サンゴ礁の砂地水槽」は、ニシキアナゴや集団で泳ぐキンメモドキ、浮遊しているような細長いヘコアユなどがいます

(画像=るるぶkidsより引用)

水槽のそばにチンアナゴが砂の中ではどうなっているかの解説も

●メイタイシガキフグ

(画像=るるぶkidsより引用)

「サンゴ礁の砂地水槽」にいた小さなフグ。カメラを構えると、スーッとこちらに寄ってきてくれました。とっても可愛いですよ

4.ミュージアムゾーン[3~5階]

はく製・映像やカフェ・ショップがあるゾーン

いろいろな生きもののはく製や映像が揃い、カフェとショップもあるミュージアムゾーン。3階の「おもしろ生物水槽」には“毒を持つ魚”“海の忍者”“口内保育”“メスからオスに変わる!?”など興味深い水槽が並んでいます。

(画像=るるぶkidsより引用)

“毒を持つ魚”にキッズも興味津々。ハナミノカサゴなどがいます

●ホウセキカサゴ

(画像=るるぶkidsより引用)

“海の忍者”水槽で岩に擬態していたホウセキカサゴ。美しい名前をもらっていますね

●ボロカサゴ

(画像=るるぶkidsより引用)

同じ水槽の砂の上に似たようなカサゴ。でも。こちらの名前はボロカサゴ…随分、不公平な命名ですね~

5階には「お魚発見教室」があり、1日2回「なるほど魚っちんぐ」を開催しています(所要各15分)。

●なるほど魚っちんぐ

(画像=るるぶkidsより引用)

『生きものの不思議をみんなで学べます。実験したりさわったり、楽しい生きものクイズに挑戦できてキッズに大好評です』とのこと

5.世界の海ゾーン2[4~6階]

エトピリカ・アザラシ・カワウソの水槽とちょっと裏側も

3つの大きくて天井が高い水槽がある「世界の海ゾーン2」。ココには、和田さんおすすめのエトピリカや最近人気急上昇のカワウソが暮らしています。また水族館の裏側をガラス越しに見られるスペースもありますよ。

●エトピリカ

(画像=るるぶkidsより引用)

取材に行ったとき、水上で足をパタパタさせながら激しく動き回ってました。こんなに動くエトピリカを見たのは初めてでした

●ゴマフアザラシ

(画像=るるぶkidsより引用)

泳ぐ姿がやっぱり可愛いゴマフアザラシ。広い空間で気持ちよさそうに泳いでいました。1日1回、お食事タイムも実施しています

●カナダカワウソ

(画像=るるぶkidsより引用)

写真の下方に小さくカワウソ。コツメカワウソよりもひと回り大きいカナダカワウソは『水族館で展示しているのは当館だけだと思います』と和田さんが教えてくれました

(画像=るるぶkidsより引用)

ガラス越しに「世界のサメ水槽」上部や「ゴマアザラシ水槽」ポンプなどが見学できます。ちょっと裏側をのぞける感じで好評

6.森と川ゾーン[4・5階]

開放的な空間で川の魚や生きものを観察

緩やかなスロープ状になっている「森と川のゾーン」には、川にすむ魚や生きものが、水源から「下流水槽」「中流水槽」「上流水槽」とたどりながら観察できます。

(画像=るるぶkidsより引用)

開放的なアトリウム空間です。解説パネルや手書きの解説も読んでみてくださいね

(画像=るるぶkidsより引用)

水槽にいるオオウナギの全長・体重をイラストで表示。本物は…下のほうで眠っていました

●アシハラガニ

(画像=るるぶkidsより引用)

カニのコーナーに似たようなカニがいっぱい。見分け方の解説もあります

(画像=るるぶkidsより引用)

「上流水槽」では、カプセル1個100円の餌やり体験ができます

7.出会いのデッキ[4・5階]

大迫力のはく製と目力の強い魚・シマゾイに注目

「イルカ・アシカライブ」会場に隣接した「出会いのデッキ」は、海を眺めることもできるくつろぎのゾーンです。巨大なはく製や目を引く魚がいる水槽、さらに「メダカの学校水槽」などもあります。

(画像=るるぶkidsより引用)

迫力満点のウバザメのはく製。全長8.6mの巨大ザメです

(画像=るるぶkidsより引用)

マッコウクジラやセミクジラの全身骨格標本も展示しています

●シマゾイ

(画像=るるぶkidsより引用)

目を引く魚、シマゾイ。その目力に思わず見入ってしまいました

(画像=るるぶkidsより引用)

青いネットはパールネットといって、ホタテガイ養殖の様子を再現しています

8.オーシャンゾーン[4・5階]

イルカとアシカのライブ会場と下には「アクアホール」

和田さんが子ども連れにおすすめの一番にあげてくれた「イルカ・アシカーシャンライブ」を見られるのが「オーシャンゾーン」の「オーシャンシアター」です。ライブは時間が決まっているので入館したらすぐにスタート時間をチェックしましょう。なお「オーシャンシアター」の下には「アクアホール」があり、水中を泳ぐイルカの様子が見られます。

(画像=るるぶkidsより引用)

「イルカ・アシカオーシャンライブ」は所要約25分です

(画像=るるぶkidsより引用)

「アクアホール」ではイルカが泳ぐ様子をガラス越しに観察できます

(画像=るるぶkidsより引用)

ライブ終了後、バンドウイルカが何度もショーのトレーニングをしていました。これは多分、尾ヒレを振って挨拶しているところかな

9.屋外ゾーン[屋外]

ペンギンやオットセイが暮らすアウトドアスペース

屋外に出ると、広大な太平洋をバックにペンギンとオットセイが暮らしています。お食事タイムは、いつも以上によく動くので時間をチェックしておきましょう。所要時間は各5~10分です。

●フンボルトペンギン

(画像=るるぶkidsより引用)

岩場とプールでのびのびと暮らしています。「お食事タイム」のワンシーン。みんなが餌のほうを見てますね

(画像=るるぶkidsより引用)

「ちょ~だい、ちょ~だい」という吹き出しがつけられそうな「お食事タイム」の場面。ペンギンについての解説もありますよ

●ミナミアメリカオットセイ

(画像=るるぶkidsより引用)

ミナミアメリカオットセイの「お食事タイム」のワンシーンです

(画像=るるぶkidsより引用)

「お食事タイム」のラスト、ちゃんとご挨拶もできました

フード&グッズや休止中の展示・イベントもチェック

水族館にはオリジナルフードやオリジナルグッズがあります。それぞれ館内にある、コーヒーショップ「マーメイドギャレー」、ミュージアムショップ「ガレオス」で。なお、館外の出入口近くには、スーベニアショップ「モラモラ」とフードコートがあります。特にフードコートには12店舗が集結。再入館可能なので、食事はコチラも便利です。

コーヒーショップ「マーメイドギャレー」[3階]

ペンギン串やサメをモチーフにした3種フード

サメ、ペンギンをモチーフにしたメニューがいくつかあります。ちょっと、ひと休みしたいときにピッタリの軽食コーナーです。

(画像=るるぶkidsより引用)

ペンギンの形をしたペンギン串300円です

(画像=るるぶkidsより引用)

左から、ヨシキリザメ肉100%のサメドッグ380円、コラーゲンたっぷりの鮫カレー650円、シャークナゲット300円

ミュージアムショップ「ガレオス」[3階]

サメグッズやカワウソ・マンボグッズが人気

「ガレオス」はギリシャ語で“サメ”の意味です。サメのグッズを中心に、最近は可愛いカワウソグッズやマンボウグッズも人気です。

(画像=るるぶkidsより引用)

どちらも飼育員監修! カワウソぬいぐるみ1540円、シロワニぬいぐるみ1650円

(画像=るるぶkidsより引用)

親子Tシャツ SHARK柄 子ども用2393円。大人用は2596円

(画像=るるぶkidsより引用)

カワウソグッズ各種、それぞれ1個で、ミニタオル473円、エコファイル330円、パタパタメモ330円、クリーニングクロス385円、折り畳み定規330円、アクリルキーホルダー605円

(画像=るるぶkidsより引用)

マンボウデザインのマスクカバー各1100円、紙せっけん550円、除菌シート220円

(画像=るるぶkidsより引用)

お菓子なら、いきものぷち図鑑 ラングドシャクッキー980円、缶入り飴550円

再開が待ち遠しい! 休止中の展示・イベント

2020年11月現在で休止中の展示・イベントについて和田さんにおうかがいしました。再開などについては公式サイトなどで随時チェックしてくださいね。

●キッズランド

(画像=るるぶkidsより引用)

『未就学児のお子様が遊べる巨大遊具です』と和田さん。これは子どもたちがずっと遊んでそうですね~

●水族館探検ツアー

(画像=るるぶkidsより引用)

『水族館の裏側をスタッフと解説とともに探検する人気のプログラム』です。ああ、イワシの群れも上から見られたりするんですね

(画像=るるぶkidsより引用)

『ほかにも、子ども連れならはずせないものがいっぱいです』と和田さん。ホントに再開が待ち遠しいですね

●お食事タイム

ペンギン、オットセイ、ゴマフアザラシ以外にも、サメやマンボウ、エトピリカ、カナダカワウソについて解説付きで

●アクアウォッチング

ダイバーが水中カメラで魚たちを映しながら対話スタイルで解説

いかがでしたか、アクアワールド茨城県大洗水族館。ホントに子ども連れにやさしい水族館です。取材当日も、圧倒的にファミリーが多数で、子どもたちがすごく楽しそうなのが印象的でした。ぜひ、子ども連れで出かけてみてください。

提供元・るるぶkids

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