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左右が見にくいときは2段階停止をするべし
一時停止線がある交差点=危険な場所と考えよう
左右が見にくいときは2段階停止をするべし
しかし、交差点から離れた一時停止線で停まった場合、左右がよく見えないということが発生してしまいます。
このような場合、どうすればいいのでしょうか。前出の警察官は次のように話します。
「一時停止線で停まったときに左右が見えないときは、2段階停止を推奨しています。
2段階停止とは、停止線で一度停止したあと、左右を見渡せる位置まで前進し、交差点の直前で再び停止するというものです。このとき、停止線でしっかり止まらないと、一時停止違反となってしまいますので注意しましょう。
見通しの悪い交差点の場合、停止線に合わせて一旦停止したのち、左右がよく確認できる位置までゆっくりと前進し再び停止します。こうすれば左右から来る車や歩行者、自転車などがよく見えるようになり、突然の飛び出しにも対応できるわけです。
一時停止線で2段階停止は義務付けられてはいませんが、できるだけ2段階停止を心がけてほしいと思います。
また、交差点付近の樹木や店舗の看板、のぼりなどが障壁となって左右が見にくくなっている場所もあるかもしれません。
そのときは最寄りの警察署などに相談してください。所有者に看板やのぼりの撤去、樹木の伐採などを促すこともあります。実際にそのような相談は定期的に受けることがあります。」
一時停止線がある交差点=危険な場所と考えよう
一時停止線は、信号を設置するほど交通量が多くないものの、見通しが悪い交差点などに設けられていることがほとんどです。加えて左右の見通しに関係なく、事故が多発しやすい場所にも一時停止線が引かれていることがあります。
教習所でも、見通しの悪い交差点を通過する技能練習が行われています。交差点を塀で囲み、あえて左右の見通しが悪い状況を再現した交差点です。
そのような交差点では、一時停止が義務付けられていなくても、複数回停止するように指導しています。
交差点の直前で停止したあと、少しずつ車を前進させ、左右が見える位置で再び停止するという方法です。
このとき、車を前進させすぎると、交差する道路から来た車の進行を妨げたり、接触事故になる可能性があるので、速度は最徐行で前進するように指導しています。教習所で免許を取得した人は覚えているのではないでしょうか。
停止線に合わせて停まることはもちろん、周囲に状況に応じて徐行や2段階停止、複数回の停止などを行い、慎重な通行を心がけてください。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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