ジャーマノッタ氏はさらに、多額の契約金を得るために、近隣住民を「売った」として、AMDAを非難。市民の住居建設に利用できる資金を、移民のために費やしているのは「ジョーク」だとしている。
同氏は、アッパーウエストサイドの理事を務めており、近隣住民らと「ウエスト70ストリート協会」を発足。警備と移民の監視をより強化するよう、市へのロビー活動を行っている。
移民の受け入れ費用は1日14億円
ABCニュースによると、2022年春以降、ニューヨーク市で受け入れた難民申請者の数は約10万人となり、1日にかかる費用は、約980万ドル(14億円)に達するという。
これまでに200箇所以上の緊急避難場所が開設され、55,000人以上がシェルターで生活を送っている。
市長は、今後3年間で必要な費用は120億ドル(約1.7兆円)と試算しており、1年間で70億ドル(約1兆円)の追加予算が必要になると明かした。
中国からの移民が多いブルックリンのサンセットパークでは先週、難民申請者の増加により、施設や公園へのアクセスが拒否されたとして、抗議集会が行われるなど、住民から反発の声が上がっている。