2021年に施行された改正割賦販売法により、クレジットカード利用限度枠の設定にAIを活用することが可能となった。

AI審査では実際どのようなことが行われるのだろうか。

一般的なクレジットカード審査

現在は、信用情報と属性情報に基づいてクレジットカードの審査が行われている。

信用情報とは

信用情報はクレジットカードやカードローンの利用状況、延滞などの金融事故の有無に関する情報のことである。

別名で「クレジットヒストリー」と呼ばれ、クレジットカード審査を通すかどうか、与信枠をどのくらいにするかを判断するうえで重要な指標となっている。

属性情報とは

属性情報は支払い能力を推測するための情報で年齢、職業、勤務先、勤続年数、役職、年収などが含まれる。

AIを用いたクレジットカード審査

改正割賦販売法の施行後には、AIを用いた独自審査でクレジットカードを発行する「Nudge(ナッジ)」が誕生した。

Nudge(ナッジ)は申込時に勤務先情報や口座情報の登録が不要で、学生やフリーターなどでも発行しやすいのが特徴だ。