ニューヨーク市では万引きが横行しており、ほぼすべてのスーパーで発生していることがわかった。

ニューヨークポスト紙が入手した全米スーパーマーケット協会の調査によると、市内にあるスーパーの93%が、洗剤やコーヒー、その他の日用品が盗まれたことがあると回答。そのうちの60%が、毎日万引きが発生していると答えた。

ブロンクスとハーレムに店を構えるファインフェアの店主は同紙に「彼らは万引きが許可されていると思っている」、盗んだ商品を再販するなどして「万引きを生業にしている」と不満を示した。

ニューヨーク州では2019年に刑事司法制度の一部が改正され、ほとんどの軽犯罪および暴力行為以外の重罪について、裁判官は保釈金を設定することができなくなった。万引きで逮捕されたとしても、公判まで保釈金なしでその日のうちに身柄が解放される。また不起訴になる場合も多いという。