バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)が、チェルシー(イングランド1部)に所属するウクライナ代表MFミハイロ・ムドリク(23)の獲得に興味を持っていたようだ。イギリス『アスレティック』が伝えた。
今季のブンデスリーガでバイエル・レバークーゼンを2ポイトンで追いかけているバイエルン。ドイツ代表FWセルジュ・ニャブリが戦列を離れているなかで、フランス代表FWキングスレイ・コマンが左ひざ内側側副じん帯断裂の大怪我で長期離脱の見込みとなっている。
ウイング不足となったバイエルンはチェルシーで期待されているような活躍を披露できていないムドリクのレンタルを検討していたという。だが、今夏加入が内定していたスペイン代表FWブライアン・サラゴサをグラナダ(スペイン1部)から前倒しで加入することがベストという決断に至り、オファーを出すことはなかったようだ。
アーセナルも獲得に動きながらも、2023年1月にシャフタール・ドネツクからチェルシー移籍を決断したムドリクは一瞬の加速とテクニックを併せ持った鋭いドリブルが武器のサイドアタッカー。今季から背番号を10に変更すると、ここまでプレミアリーグ18試合で3ゴール2アシストという成績になっている。
その一方で、昨年10月にスペイン代表デビューを果たしたサラゴサはグラナダ下部組織出身で、スピードを生かしたドリブル突破や高いボールコントロールが売りのウインガー。今季はここまでラ・リーガ21試合で6ゴール2アシストを記録している。